どこでもドアが欲しかった

飲み会の帰り、ナンパされたおねえと飲みに行くことに→結果…

time 2016/11/24

飲み会の帰り、ナンパされたおねえと飲みに行くことに→結果…

まだ酔うような量じゃないのに俺は意識があやふやになった。
このあたりからの記憶もあやふやだ。
もう帰る、と車に行こうとしてたらタクシーに乗らされた気がする。

起きたら俺は一人宿泊施設のベッドで寝てた。
ホテルは歌舞伎町の某ホテルで、枕元の棚の上には
電話番号が書いた紙と万券が数枚、そして俺はもちろんマッパだった。
うおおおお、襲われた!!と俺は混乱した。
でも、尻の穴は痛くもなんともない、が、下半身の周りはガビガビで
何かしらの行為をしちまった感はアリアリだった。
情けないが泣きながら体を洗った、胸からは他人の唾液のクッサイ匂い。
下半身が擦れて血が滲むまで洗った。
そして俺は家に帰った。

家に帰ると彼女が遊びに来てた。
彼女は俺を一目見ておかしいと感じたらしくどうしたのかと訪ねてきた。
俺は正直に会ったことを泣きながら話した、彼女も号泣した。
そして彼女の口から出てきた言葉は
「俺くんがエ〇ズになっちゃったよー、別れるしかないよ」
という言葉だった、そして混乱もしてただろう俺は土下座しながらそれを受け入れた。
俺は彼女と別れた。
次の日俺は仕事を休んで病院へ行った、そして医者に正直に話した。
医者は最初はしかめつらしい顔をしたけれど結局最後には
2ヶ月後にまた検査受けに来てね〜と軽い口調で言われた。
そしてもう一言、掘られてないだけ良かったね〜と言われた。
この医者頃してやろうか?と俺は少しだけ思った。

そして2ヶ月後病院で検査を受けた。
結果陰性で俺は嬉しくて泣いた。
彼女に電話したが、男色家とは付き合えないって言われた。
また俺は泣いた。
別に男色家になんてなってねえのに。

彼女と付き合いの会った友人からは、俺が同性愛者のエ〇ズなんだって?と
数人から言われた。
必タヒに言い訳をした結局は信じてもらえたと思う。
人の噂は75日って言うけれどあれはウソだ。
その後誤解を完全に払拭するのに数年の時を、何しろトラウマが癒えるまで
それより更に年月を要した。

俺は襲うのは絶対にしたらイカン!と当たり前だが思う、心から憎む。
でも、同性愛者に対しては世の中もう少し優しくなってもいいんじゃないか?
と何故か思うようになった。
でも俺は断じて男色家ではない!
あれから女性と付き合ってないのは、ただ単にその機会がなかっただけだ、と思いたい…
これが俺の修羅場だったこと。

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