どこでもドアが欲しかった

友達から「付き合っていた彼が既婚者だった。乗り込むから付き合って」と頼まれた。しかし…

time 2016/11/24

友達から「付き合っていた彼が既婚者だった。乗り込むから付き合って」と頼まれた。しかし…

私の家だった。

A彼氏はうちの近所なんだな~と思いながら歩いていたらうちのアパートの前でA子が止まった。
え?ウソ?同じアパートの住民?と思っていたらA子がここのアパートの○号室とった。
明らかにうちの部屋w

当時子供も小さかったし狭いアパートに住んでいたのでA子含め友人を家に呼べる状況じゃなかったからA子はここが我が家だと知らなかった。

アパートに入っていこうとするA子を慌てて止めてひとまずファミレスに入った。

そこで改めてA子の話を聞いた。

そうです。うちの旦那がA彼氏でした。
A子との会話は以下の通り。

A子「A彼氏の名前は田中太郎28歳(仮)貿易系IT勤務。11月生まれのA型」
私「うちの旦那は佐藤一郎33歳(仮)飲食店店長。6月生まれのB型」

A子「全然違うじゃん。同一人物じゃないよ」
私「じゃあなぜうちの部屋がA彼氏の部屋だと思ったの?」

A子「怪しいと思ったから男友達にA彼氏の後をつけてもらった。あの部屋に入っていった。部屋から女の声がしたと言っていた。それから私も何度もA彼氏があの部屋に入っていくのを見たけど女がいるかまでは確認出来なかった」

頭にクエスチョンマーク飛びまくる二人。
A子の話が私の旦那とあまりにも違うので二人とも全く意味がわからなくなってしまった。

その後もA子から聞いたA彼氏の特徴が旦那と全然違うので意味がわからず頭がこんがらがってしまい結局その日の突撃はやめました。
A子にA彼氏の写メ見せてくれと頼んだけどA彼氏は写メが嫌いらしく一枚も持ってないって。私もわざわざ旦那の写メなんか撮らないし持ってなかったから顔もわからずじまい。
そもそも本当に旦那なのか?旦那が浮気してるなんて寝耳に水だしそんな話いきなり信じる事は出来なかった。

とりあえずA子と今後の作戦を決めた。
いくらなんでも私も旦那にいきなり「浮気してる?」とは聞けないし、警戒心抱かせて逃げられるよりも泳がせて証拠集めた方がいいからしばらく何も知らないふりして過ごそうという話でまとまった。

それからいつも通りに振る舞いながらA彼氏と旦那の行動をA子と報告しあった。

私「旦那今出社した」
A子「今A彼氏からメール来た」→家にいるとメール出来ないから出社して家出た瞬間メールした。

私「旦那今帰ってきた」
A子「今彼氏からもうすぐ家に着くとメールきた」

私 「今旦那コンビニ行った」
A子「今A彼氏から電話があった」

私「今旦那風呂入ってる」
A子「A彼氏から今から風呂入るよとメールあった」

私「今日の夕食はエビチリにチャーハン」
A子「A彼氏の今日の夕食はエビチリにチャーハンだってメールきた」

A彼氏は絶対旦那だと思った。

(Visited 19,162 times, 1 visits today)

down

コメントする

シェアする

  • 人気記事

  • 最近の投稿

  • 最近のコメント

  • アーカイブ

  • カテゴリー

  • メタ情報

  •