会話が途切れて、ごそごそいう音が聞こえてきて、
そのかわりに、「う…ん」とか「あはん」とかささやきが聞こえてきて、
私は体中の血が冷たくなっていくのを感じてました。
でもって、申し訳ないほど、彼のパターンは知っていたので、
やつがクライマックスに吐く台詞を聞いた途端、
ばしーーーーんってドアを開けてみた。
やつ、腰、とめられなくてさ、私のほうを振り返って目を見開いたまま・・・
思い出してたら気持ち悪くなってきた。。。。
ドア開けて、どうしたかったのか、いまも自分でもわからない。
あのとき、あのドアを開けて、私が何をしたかったのか。
その後の結果。
もちろん、婚約破棄。
姪妊娠→墜児。
彼の父は死亡(ショックで寝込んですぐ末期がん発見)。
彼の母は、姪の母、つまり前妻の娘に責め立てられて、修羅場ったらしいけどシラネ。