私子「ホテルカ●●ラ●カのベッドは寝心地良かった?」
先ほど送られて来た写メを見せながら真っ直ぐ目を見て言った。
(ホテルの名前は、写メに写っていたデジタル時計のパネル?に書いてあったのが見えた。)
絶句する彼男。
彼男「その写真…なんでそんなん持ってるだよ…」
私子「さっき浮美さんから電話があったよ!私のことを遊びだとかなんとか言われた。
ご丁寧に写メまで送ってきたんだよ!
もしかしてさっきまで一緒にいたんじゃないの!?」
顔面蒼白な彼男。
長い時間下を向いて黙り続け、いきなりがばっと土下座して
彼男「本当にすみませんでした!!!」
と泣きながらあやまり出した。
どばっと言い訳をまくし立てられたが、要約するとこういうことらしい。
結婚が決まって、これから何十年も家庭に入るのかと思うと幸せな反面少し憂鬱で、
男として最後に色々と派手に遊びたかったらしい。
自営業が波に乗りまくって自由に出来るお金はかなりあったので
寄ってくる女は腐るほどいたと。
私子はあまり物欲が無く、
ブランド物や高価なディナー的なものにはあまり興味が無かったので、
そういうのをねだって来る派手な女
(こんな高価な女はべらせちゃう俺スゲー的な)を適当に探していたら、
スナックで意気投合した浮美と男女の関係へ。関係は2ヶ月ほど。
だけど本当に遊びというかなんというかもごもごryで、
お前と幸せな関係を気づきたいと思ってるんだ!なんでもするから許してくれ!と。
もうね、目玉ドコー状態。
私子「結婚まで決まってて、そんな事してたなんて許せない。
結婚は破談にしよう。」
彼男「おい!お前いなくなったら俺生きてけねーよ!
子供はどうするんだよ!?」
私子「産むに決まってるでしょ。私一人で育てますから。」
彼男「ま、待ってくれ!浮美とは別れるから!!今から目の前で別れるし縁切るから!!」
テンパりまくった彼男は嫌がる私を引っ張り車に乗せ、
浮美が住んでる家へと車を走らせ始めた。
テンパりまくった彼男は嫌がる私を引っ張り車に乗せ、
浮美が住んでる家へと車を走らせ始めた。
浮美のマンションは車で15分ほどであっさり着いてしまい、
彼男はかなり強い力で私子を引っ張って浮美の部屋の前まで連れて行く。
ピンポンを鳴らす。
浮美「はーい?」
彼男「俺。話あるから開けて」
浮美「えっ?どうしたの?」
勢い良くドアを開ける浮美。ドアの前で固まる私子。私子を見て顔色変える浮美。
浮美はフェロモンむんむんな水商売色気の女だった。
ネグリジェっぽいの着てたので、首筋にキスマークいっぱいなのが丸見え。
彼男がつけたのかと思うと吐き気がした。
彼男「ごめん。俺こいつと結婚するんだ。お前とはもう付き合えないから別れてくれ…」
般若のような顔をする浮美。
浮美「彼男くん!!この女になんか脅されてんでしょ!?」
彼男「違う……」
浮美「うそでしょ!?だってずっと一緒にいようねって約束したじゃん!」
彼男「子供も出来たし、お前とは本当に無理だから!聞き分けてくれ!」
浮美「こども…?」
彼男「そういうことだから…じゃ…」
浮美「……だ…」
浮美「こいつが無理やり中ダシ迫ったんだ!彼男くん!あたしだってこども産めるし、
家庭はあたしと作ろうよ!!!」
ぼろぼろ泣き出したかと思えば、いきなりこっちを睨み付けて掴み掛かってくる浮美。