父「お前には20になったら、話さなければならないと思っていた。
お父さんは初婚だが、お母さんは再婚で、お母さんには最初の旦那との間に、娘と息子がいる」
それは昼間きいたから、わかっていた。
父「姉の父親は向こうの男だが、兄は、双子で、誕生日はいっしょだ。
どっちが父親なのかわからない。
私たちは浮気というか、不倫の関係だった」
そこで頭まっしろ。
父「今度、向こうのきょうだいと会うことになった」
母「私も会いに行く。太郎もくる?」
行くことにした。
3週間後、隣の県まで車で言って、向こうの姉と兄にあった。
初めて兄に会った時、田中さんが間違うわけもわかった。
自分でも気持ち悪いくらい、自分とそっくり。顔も髪型も着てる服の好みもしゃべり方も一緒。
母親は姉を見るとすぐに泣きだし、姉と抱き合ってた。
兄はずっとむすっとした状況。多分、私もそういう顔だったと思う。
向こうの父親は来てないみたいだが、事情は知っていたらしく「会いたくない」と伝言があった。
でもそこの食事台は向こうの父親がもってくれた。