どこでもドアが欲しかった

母に放置されていた私(5歳)と弟(2歳) → 食料の底がつき、弟とマヨネーズを吸っていた → ある日…

time 2016/11/26

母に放置されていた私(5歳)と弟(2歳) → 食料の底がつき、弟とマヨネーズを吸っていた → ある日…

当時私は5歳、弟は2歳だった。
私の父の顔は知らないが、弟の父の顔は覚えてる。弟が生まれてすぐいなくなった。
この時点で母は×2。

母は3日に一度帰ってくるだけ。
帰ってきた日に大量に米炊いて皿に盛ってまた出かけていく。

私は5歳だったけど幼稚園や保育園に行ってなかった。
入園式には出た記憶はあるような無いような。すごくあやふやになってしまっている。
私は大量に炊かれた米を食べ飢えをしのぎ、弟にもそれを与えてた。わたしがスプーンですくって口の中に入れる感じ。
弟は上手に咀嚼できなくてむせたりしてた。

次第に母は帰ってこなくなった。
炊かれたご飯も底をつき、私と弟は冷蔵庫のマヨネーズを吸ってた。
私達はひたすら母を待った。もう部屋は弟の排泄物で悲惨なことになってたけど臭いなんてわからなかった。

ある日、弟が動かなくなった。
私自身も衰弱しきってたけど、弟をベビーカーに乗せて(この作業だけで倒れそうだった)フラフラになりながら外を徘徊。

そしてようやく辿り着いたのが歯医者さんでした。
歯医者さんにいた患者さんが慌てて私や弟を抱き上げた事は覚えてる。

気がついたら…

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