どこでもドアが欲しかった

私「妊娠しました」ブラック企業上司『甘えんな!営業行け!出張行け!』 → 私「流産した…」 → 結果…

time 2016/11/27

私「妊娠しました」ブラック企業上司『甘えんな!営業行け!出張行け!』 → 私「流産した…」 → 結果…

新卒ブラック会社へ入社して、社会人三年目で妊娠したときの修羅場。 

夢追いかけて卒業後フリーターになりかけた私が、両親に説得され慌てて入ったという、当時社員4人のとても小さな会社。

三年目になる頃には社員は13人に増え、同時に三年で15人退社していた。
社長のパワハラのせいで社員が定着しない、超零細企業だった。
一年目になる頃に私は、この会社で三人目の古株になった。

元々就職したころから結婚は決まっていて、挨拶顔合わせ、結納挙式が無事終わったのは入社して二年半経ったころ。
正直早く子どもが欲しかったので、結婚して三ヶ月目にして無事子を授かった。

結婚自体は祝福ムードだったが、妊娠したころ2chにちょっとかじっている上司から
「メシウマwww残念だねwww」
と言われる。
上司は結婚したら女は終わりとよく言っており、妊娠した私が世間一般から見て不幸な人間だと認識したらしい。
営業だったので、そのまま退職願を出したけれど、受理されず、
「妊娠したからって甘えんなよ。営業行けよ、出張いけよ」
と勝手に予定を組まされた。
しかも片道二時間とか掛かるのwww駅から徒歩30分なのwwww

先方に連絡して、妊娠初期にも関わらず正直に事実を打ち明け、
近場の営業のみ行っていた。
この時期には年度の売上目標に達していたので、なんとかこのわがままは許された。

けれどもつわりのひどさ+営業で切迫流産になる。
社員は全員独身+子なしばかりだった。
切迫流産が何かを知っていたのか知らなかったのかわからないけれど、独身の女性陣から
「流産しても大丈夫ですよ!仕事がんばりましょう!」
という理解に苦しむメールが沢山届いた。

自宅安静を経て出社するも、女性陣からは
「なんだ、体調きついとか言っても会社来れたりするんじゃないですか!流産したんですよね!お疲れ様でした!」
と労われ、上司からは
「女性陣が言ってたけど、安定期って三ヶ月からなんだよな。お腹目立って楽になるんだろ?お前もう安定期じゃん。言い訳しないで営業行けよ」
となwwwww

安定期は五カ月からで…と言っても信じてもらえず、腹が立つ前に悲しくなってきて、もう一度退職願を出した。
どうしても受理されず、困っていたらたまたま機嫌が良くて暇だった社長が
「辛かったらちゃんと休めよー」
と言ってきた。
そのまま長期休暇を申し出たら、あっさり許可された。飛び上るほど嬉しかった。

一方、退職のことも話題に出していたけれど、
「明日決めるから…」
と言われて一カ月が経とうとしていた。

その後…

(Visited 7,820 times, 1 visits today)

down

コメントする

シェアする

  • 人気記事

  • 最近の投稿

  • 最近のコメント

  • アーカイブ

  • カテゴリー

  • メタ情報

  •