どこでもドアが欲しかった

彼と別れることに。すると彼『少し話したいから、車乗って?』私「少しだけなら…」 → トンデモナイことに…

time 2016/11/28

彼と別れることに。すると彼『少し話したいから、車乗って?』私「少しだけなら…」 → トンデモナイことに…

2年ほど前の修羅場。 
当時、私23歳、彼氏31歳。 

付き合い始めは優しかった彼氏だが、半年を過ぎたころから不穏な影がちらつき始め、些細な誤解で途端に声を荒げたりするようになった。

元カレと連絡を取ってるだろう、だの、セイ病になった、浮気してるだろう、だの。
(まったくの誤解。セイ病疑惑も単なる膀胱炎だった)
私がいくら冷静に諭しても、怒鳴るばかりで聞く耳を持たない。
そのくせ勘違いとわかると、人が変わったように、猫撫で声で
「ごめんな、どうかしてた、好きだよ」
と甘えてくる。

そんなことが度々あって、これはヤバイかも、と思い、穏便に別れを切り出した。
好きだけど価値観が合わないから、将来のことが考えられない、とかなんとか。
実際、すぐにでも結婚したい彼氏、就職して間もない、仕事が楽しくて仕方ない私、という状態だったので、多少ごねられるも別れ話はスムーズに運んで一件落着。

そして、別れてからひと月程経ったころ。
休日の夜、私が家でごろごろしていると、彼氏から電話が。
「合い鍵を返して欲しい。今から取りに行く」
とのこと。
了承してしばらく経つと、彼氏が家の前に到着。
部屋着のスウェットにスッピンのまま、玄関先で鍵を返す。
と、彼氏が
「少し話したいから、隣に座れよ」
と言ってきた。
少し警戒はしたし、今思えば軽率だった。
でも、なんだかんだ言って一年以上付き合った彼氏。
感情の起伏が激しく、すぐに怒鳴るところは我慢できなかったし、別れを選びはしたけど、まだ信頼もしてた(そのときは)。
実家の玄関前だし、まぁ大丈夫だろうとも思った。
促されるまま助手席へ座る私。

が、考えが甘かった…

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