どこでもドアが欲しかった

世話好きの奥さんから「紹介したい人がいる」い言われていくと、元嫁がいた…

time 2016/11/28

世話好きの奥さんから「紹介したい人がいる」い言われていくと、元嫁がいた…

離婚後は元嫁に「裏切られた、捨てられた」っていう悔しい思いから、2回手術したけどリハビリもがんばって、
日常生活は支障の無いほどに回復できた。

仕事も復帰できて、仕事も内勤になった。
でも、事故と離婚、介護で心労がたまっていた母親が脳溢血で倒れてしまった。
母親は治療のかいなく亡くなった(父はとっくに他界している)
俺にとっては、この時が本当に最大の修羅場だった。
事故がにあわなければとも思ったけど、何よりもあんな女と結婚しなければよかったと
元嫁に対する恨みが芽生えてた。

葬式も終わり一通り片付いてから、会社を退社して実家のある街に戻ることにした。
それで今後どうするかな〜と考えて、事故でもらった慰謝料やトラックの会社の見舞金
労災でもらった金が結構な額だったので、それを元手に、古い実家を壊して軽量鉄骨のアパートを建てた。
設計や申請は自分でして、建材は以前勤めた建築会社から格安で融通してもらった。

施工にあたっては、以前の会社から孫請けに当たる建築会社で腕のいい大工さんいるところにお願いした。
(ここの社長さんの奥さんがプチお見合いをセッテイングした。)
結構出来のいいアパートができて、完成後すぐに満室になった。

その後そのアパートを担保にして銀行からお金を借りて、土地を買って同様のアパートを建て増していった
おかげさまで、運営もうまく行って、さらに小ぶりのマンションを立てて最上階を自分の住宅にした。
事故にあってから8年たっていた。

離婚後、お見合いの話や、お付き合いの話はあったけど、元嫁との離婚のことがトラウマになっていたんだろうね。
女性と必要以上に親しくなることができなくて、ここ3年ほどは、誰とも付き合わずいた。
でも今年に入って、急に人恋しくなってやっぱり誰かと結婚したいな〜と思っていたところに、
建築会社の社長の奥さんから、重く考えなくていいからって感じで誘われて、ノコノコ出向いて行ったら
相手が元嫁だった。

謝罪に来た奥さんの話によると、元嫁は俺と離婚した後、銀行マンと再婚したらしいが
その銀行マンがDVで浮気をする男だったらしい。

元嫁は俺が帰った後、泣きながら「俺さんにはひどいことをした。一番助けが必要な時に裏切って見捨ててしまった」
て言ってたらしく。もう一度、会う機会を設けてほしい、ちゃんと謝罪したいと言ってるそうだ。

でも離婚した時の、悔しさと惨めさと怒りと悲しみと絶望感の入り混じった訳の分からない感情が蘇ってしまって
自分を制御できそうになかったから、社長と奥さんには、「もう二度と思い出したくない過去だから会いたくない」
と伝えてほしいとお願いした。

あと奥さんには、俺の住所や連絡先はもとより俺に関する情報は、元嫁に今後一切伝えないでほしいこと
そして元嫁の情報も知りたくないことを念押しして帰ってもらった。

まとめサイトで、彼氏が事故で障害者になって恐くなって別れた女性の書き込みなども見たりしてたから
事故にあった当時は元嫁は25歳で、突然の出来事で若い元嫁にしてみれば受け入れられないことだったんだろうな〜
って考えたりすることもあって、今が比較的順調だしこの8年の間に恨みの気持ちも無くなったと思っていたけど
まだ恨んでたんだな〜って思うと、自分自身にもがっかりしてしまった。

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