うちの子が1歳半のときのこと。
たまたま引っ越してきた近辺には小さい子がいなくて、近所にいる子供は高校2年生の女の子ぐらいだった。
その女の子がえらく小さい子が好きみたいで、うちの子を見かけるとすっ飛んで来て可愛い可愛いって遊んでくれるような子だった。
近所を歩いてるだけでも可愛いな~って外にでてきてずっと眺めてるくらいのメロメロっぷり。
その子の家は両親との3人家族で、休日もよく3人ででかけるような家だった。
しかし、玄関先などで出くわすと、女子高生がうちの子を見て可愛い~って言い、お父さんがお前もちょっと前まではあんなんだったんだぞ~って返す、そんな感じの微笑ましい会話を聞いたりしてた。
他に小さい子はいなかったけど、幸いなことにうちの子はあんまり夜泣きもせずギャアギャア泣くタイプではなく、出先でも大人しかったので、比較的近隣住人との関係も良好。
穏やかで静かだった。
そんな家族のお母さんとお父さんがある日うちに来て「お願いがある」と言い出した。
そのお願いとは
「娘に子育ては大変だ、甘く見るなといろいろ辛いことなど教えてやってほしい」
ということだった。
なぜそのようなことを言ってきたかというと…