私はつい最近まで汚部屋住人でした。
部屋の掃除なんて半年に一回すれば良い方。
服は適当にベッドの柵に引っ掛けるだけ。
机の引き出しや、箪笥の中はぐちゃぐちゃ。
漫画も出しっ放し。
友人は皆無だし、恋人が出来ても部屋には一歩足りとも入れないか、一念発起して1日かけて片付けてから招くかのどっちか。
それでも当時同居してた母親に、普段の汚部屋っぷりを恋人にバラされるから、すぐにガサツな面を見抜かれてフられまくってた。
それが一年前から、母親と離れて独り暮らしを始めた途端、一気に治った。
今は毎日食器は洗うし、シンクが汚いとイライラするので毎週洗ってる。
トイレも風呂も一緒。
床に物を置きたくなくなって、お洒落で機能的な収納棚をチマチマ買い集めてる途中。
引き出しも、箪笥の中も徐々に整理出来るようになった。
漫画は本棚に1巻から綺麗に揃ってないと気持ち悪くなる。
そんな劇的な変化に、母親共々ずっと不思議がってたんだけど、ついこないだ唐突に思い出した。
最初に思い出したのは、物置部屋みたいな所に布団敷いて寝てる、中学生の時の自分。
そして猫トイレ特有の、異臭。
それ思い出してから、ドバーッと忘れていた記憶が全部戻ってきた。
その頃何があったのかというと…