小学校卒業と同時に母親が再婚したんだが、こいつが最高の糞だった。
虐待のテンプレは全て受けたし、更に自分の部屋がなかった。
一応、収納スペースのない四畳半の和室を部屋として与えられていたけど、養父と母親の部屋に入りきらなっかった、荷物やガラクタも、私物と一緒に押し込められていた為、見た目は完全に『物置部屋』でした。
それに、何故か猫トイレを部屋に置かれていた。
ちゃんとリビングも洗面所もあって他に置くスペースなんていっぱいあったのに、何故か私の部屋に置かれていた。
こんな有様なので、せっかくできた友人も部屋には呼べず…
しかも、私の部屋には養父や母親の荷物がある訳だから、それを取りに来て常に二人が出たり入ったりを繰り返すので、一人っきりで休まる時間もない。
しばらくしたら、ドア代わりだった襖も外された。
理由は
「出たり入ったりするのに、いちいち閉めるの面倒だし、猫がトイレするのに可哀想」
だった。
それでも、なんとか自分の部屋らしくしたくって、ちょっとずつ自分のパーソナルスペースを作り始めた。
養父や母親の私物やガラクタは部屋の隅に追いやり、入り口に猫トイレを移動させて、寝るスペースに匂いや砂が入らないようにしたり、なるべく自分の私物は出しっ放しにしないようにしたりと…
でも、養父はそれが気に入らなかったんだろうね。
ある時、衣服類が全部ゴミ袋に入ってた。
次は引き出しの中にしまってた、写真や玩具など。
笑ってしまうが、勉強中ちょっと席を立った瞬間に、筆箱の中身をシャーペン一本、消しゴム、赤ペン一本以外全部ゴミ箱に入れられてた事もある。
とにかく私物がどんどん捨てられた。
理由は「部屋を広くしてあげた」らしい。
これは母親が離婚するまで、ずっとその調子でいつしか部屋を片付ける事が億劫になった。
「どーせ片付けてもすぐ捨てられるし」
みたいな…
そのまま、多分今の今まで育ってきたんだなぁって思う。
整理整頓、できない訳でなく、やっても無意味だと思い込んでただけだと…
最近、ガサツやなんだと人から言われなくなったので嬉しい限り。
なので、前述の通り私の長い修羅場が終わったんだろうと思いここに吐き出した。