課長から聞いたところその日から
「どこに言ったらここまでやってくれるんですか?」
「助けてもらうにはどうしたらいいですか?」
「うちにもきてもらえないでしょうか?」
等、ひっきりなしに人が来たそうです。
中には「なんでこっちには来ないの!」とか
「おい、なぜ帰しちゃったんだよ!待っているのに!」、
「自分だけよければいいってことなんだよな!」等と責める人も
課長は耐え兼ねて家を開放し、いろんな人が集まってきたそうだが
そのうちに仕切る人が出来て、課長そっちのけで集まった者をまとめ始め
結果その人達に追い出されるように課長はその家を出て、
車の中で寝泊りしたそうです。
しかし日数が経ち、まわりの家もそれなりに整って出ていったそうですが
その後周りの人達は課長に礼をするどころか
「独り占めした者」とか「助けてくれない人」等言いふらし
その土地での家の再建を諦めて、離れた他の自分の土地に家を建てたそうです。
「えええ!なぜそんな事に?」と課長に聞いたら
「日本人だとこうなること考えられないだろ?」と、言われ
当時はどういう事かわからなかったが、
そのあと数年の大阪生活でその意味を知りました。
ちなみに課長は純粋な日本人です。