どこでもドアが欲しかった

震災で家を失った課長。社員「みんなで支援しよう!」プレハブを建て発電機や水タンクも設置→しかし…

time 2016/11/30

震災で家を失った課長。社員「みんなで支援しよう!」プレハブを建て発電機や水タンクも設置→しかし…

課長から聞いたところその日から 
「どこに言ったらここまでやってくれるんですか?」 
「助けてもらうにはどうしたらいいですか?」 
「うちにもきてもらえないでしょうか?」 
等、ひっきりなしに人が来たそうです。 

中には「なんでこっちには来ないの!」とか 
「おい、なぜ帰しちゃったんだよ!待っているのに!」、 
「自分だけよければいいってことなんだよな!」等と責める人も 
課長は耐え兼ねて家を開放し、いろんな人が集まってきたそうだが 
そのうちに仕切る人が出来て、課長そっちのけで集まった者をまとめ始め 
結果その人達に追い出されるように課長はその家を出て、
車の中で寝泊りしたそうです。 

しかし日数が経ち、まわりの家もそれなりに整って出ていったそうですが 
その後周りの人達は課長に礼をするどころか 
「独り占めした者」とか「助けてくれない人」等言いふらし 
その土地での家の再建を諦めて、離れた他の自分の土地に家を建てたそうです。

「えええ!なぜそんな事に?」と課長に聞いたら 
「日本人だとこうなること考えられないだろ?」と、言われ 
当時はどういう事かわからなかったが、
そのあと数年の大阪生活でその意味を知りました。 
ちなみに課長は純粋な日本人です。

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