その後、弟はその美女を探して駅やマクドナルドをウロウロするように。
「あの人に会いたい」
「あんなキレイで優しい人がいるなんて信じられない」
と、彼女への恋慕が延々と綴られていた。
だが、弟がどれほど探しても、美女はその後二度とマックに現れず
駅にも現れなかった。
そこから弟の精神が壊れ始める。
「あの人はなぜ俺に親切にしたのか」
「俺をもてあそんだのか」
「許せない。コロしてやりたい」
いや、ちょっとまて。その美女はお前にハンバーガー奢って
話を聴いてくれた親切な人じゃないのか?
なんで「許せない」とか「もてあそばれた」になるのか??
挙句に「コロしてやりたい」ってorz
私にとってはあくまでも可愛い弟だった
でも恐ろしい一面があったことを初めて知った。
彼女への恋慕は次第に呪詛に変わり、それが延々と続いていた。
こんなの親にはとても見せられないので、嫁ぎ先に持ってきてしまった。
弟のノートを燃やすのもイヤだけど、誰かに見つかるのも嫌
弟だって、こんな恐ろしい一面があったことを親には知られたくないだろう
・・・と思うのは私の思い込みなのかな
今もノートを読み返してると泣けてくる
親切にしてくれた人をコロそうなんて、どうして思えたんだ、、、
彼女に危害を加えることなく弟が亡くなってくれたことを初めてよかったと思ってしまった。