どこでもドアが欲しかった

「お姉ちゃんなんだから」と私のものは何でも妹に与えてきた両親。すると妹は…

time 2016/12/01

「お姉ちゃんなんだから」と私のものは何でも妹に与えてきた両親。すると妹は…

私は年子の実妹が大嫌い。
子供の頃から親の姉妹に対する差別が凄まじかった。
もう
「お姉ちゃんなんだから譲ってあげなさい」
のレベルがそんじょそこらの家庭とは違う。

記憶ある中で一番最初のやつは、幼稚園の運動会で一番をとって貰ったメダルを
「お姉ちゃんなんだから」
と没収され、妹に渡された。
妹は妹でメダル貰ってるのに。

祖母が送ってくれた誕生日プレゼントを
「お姉ちゃんなんだから」
と妹行き。

席書コンクールで金賞を取り、市内の小さな冊子に乗ったら、
「実は妹が代筆した。」
と周りに広める。

友人と応募したアイドルのチケットを
「失恋中の妹ちゃんに譲れ」
と取られかけ、びりびりに破れた。

そんなんだから妹は調子に乗り、少しごねれば姉の物は私の物☆と思うようになった。
親は親でどんなに心情を訴えても、世の中の妹や弟は優先されるべきという考えを曲げなかった。

大学進学ではやはり
「妹ちゃんの為に使いたい」
という理由で学費を出してもらえなかったので、奨学金で遠くの大学に進学した。
こっそりやってたバイト(バレればバイト代を取られると無意識に思ってた)で貯めたお金と、父方の叔母の援助で一人暮らしを開始。
大学の友人は、私の異常な早食いに驚いてた。
モタモタしてると妹に取られるから早食いの癖が付いていたんだよね。

最後の最後に私から盗ろうとしたものは…

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