大学のサークル女子仲間5人でハワイに行った。
ビーチに遊びに行き、浜辺に着いてから、みんなで背中に防水のUVカットクリームを塗りあった。
現地に着いてから割り勘で買ったものです。
現地の人に言われた通り、一時間おきに塗りあった。
海で泳いで浅瀬でシュノーケリングもして楽しかった。
日焼けもちょっとだけですんだ。
その日の夜、A子が背中が痒い~痛い~と言いだした。
他の4人は何ともない。
痛いから晩御飯パスして寝てる、というA子を置いて出掛けた。
早めにホテルに帰ると、A子は寝てた。
でも夜中に唸り始めて、同室の私は心配で、とりあえず痛いと言う背中を見た。
そしたら、焼けただれた状態だった。
本当に、完全に火傷状態。
更にA子が掻きむしったために酷い状態だった。
すぐに他の子を起こし、フロントに電話。病院へ駆け込んだ。
A子の病状は酷く高熱も下がらず、即帰国。
私も到底遊ぶ気になれず、一緒に帰国した。
A子は日焼けによる火傷だった。
命に別条はないものの、傷跡は残るという。
でも、同じように過ごした私達はなんともない。
A子もちゃんと同じ日焼け止めを塗っていた筈。
アレルギー?と思ったが、違った。
現地の医者と日本の担当医が話しあった結果、A子の背中には日焼け止めは塗られていなかったそう。
そんな筈ない、塗っている所を見た。と言ったけど、A子が自分で塗った場所と背中の一部はしっかり塗られていた。
だからそこはなんともない。
背中の一部に手の跡がハッキリついていた事から、塗った部分と塗っていない部分があるのだろうと。
背中に手の跡って、オカルト?!…と思ったら違った。
A子の背中に日焼け止めをぬる担当だったB子が、塗ったふりしてちゃんと塗っていなかった。
B子は最初
自分なりにちゃんと塗ってあげたつもりだった、日焼け止めの塗り方が良く分かっていなかった、と言っていたけど、B子は自身にはしっかり塗っていたことから、その言い訳は通じず。
結局、塗らなかった理由は…