どこでもドアが欲しかった

結婚間際、一人暮らしの私の家に不審な手紙が。その後…

time 2016/12/03

結婚間際、一人暮らしの私の家に不審な手紙が。その後…

(失礼ですが)逃げられるかもしれない事を考慮して、妹さん夫婦へは連絡を入れずに向かいました。

妹さん夫婦の家へ着いてチャイムを鳴らし、出てきたのは旦那さんでした。 
何事かといぶかしんでる旦那さんを横目に、家の中へ。

するとすぐに、何食わぬ顔で妹さんも出てきました。 
風子「皆してどうしたの?」 
優一「どうしたもこうしたもないだろう!自分のしたことが分かってるのか?!」 
風子「何のことかよく分からないんだけど。それに子供も居るのに夜中に上がり込んでくるなんて、非常識な婚約者よね。」 
一同、あ然。

今にも引っ叩きそうになっている優一を見かねた両親が、取り合えずリビングへ移動し、旦那さんも交えて話し始めました。 
(子供は2階で眠っているようでした。)

彼父「瑞季ちゃんから聞いたんだけど、風子が瑞季ちゃんに怪我を負わせたのは本当なのか?」
仁朗「えっ?!どういうことですか?!」 
彼父「仁朗君は黙っていてくれ。」 
風子「怪我負わされたなんて、大変でしたね。でも、そんなの言いがかりよ。」

ここにきて、初めて怒りがわき始めました。

私「私は、ちゃんと風子ちゃんの顔もみたし、もしそうやって白を切り続けるつもりなら、出るとこにでますから。」 
私「嫌がらせしてた証拠品もちゃんと取ってあるし。今正直に話してくれたら、警察に行くのを考えてみてもいいけど。」

そういうと、警察という言葉に怯んだのか、事の顛末を話し始めました。 
要訳するとこう。

私は、本当の兄妹じゃないと知ったときから、ずっと兄の事が好きだった。 
(えぇっ?!本当の兄妹じゃないなんて聞いてないんだけど。) 
でも、妹としてしか見てくれない兄に苛立って、いろんな人と付き合った。 
そうしてるうちに子供が出来てしまった。

だから、付き合ってた人の中で一番お金持ちで、一緒にいる時間の少なそうな仁朗の子供にして結婚することにした。 
そうすれば、仁朗のお金で兄に色々買ってあげられるし、兄と一緒に過ごす時間も増えると思った。 
そしたら、兄も私を好きになってくれるかもしれないと思った。 
(本人の前で堂々と言うなんていったいどんな神経してるんだろう・・・) 
誰の子供かは分からない。

そんな時、兄が婚約すると聞いて焦った。 

(Visited 2,205 times, 1 visits today)

down

コメントする

シェアする

  • 人気記事

  • 最近の投稿

  • 最近のコメント

  • アーカイブ

  • カテゴリー

  • メタ情報

  •