どこでもドアが欲しかった

彼を気に入ってるバイト子を仕方無く家に泊めたら…

time 2016/12/03

彼を気に入ってるバイト子を仕方無く家に泊めたら…

私と彼男は付き合って1年半。 
同じ職場ではあったが、社内恋愛は禁止ではないし、まぁ公認の仲という感じ。 

そんな職場に派遣されてきたバイト子。 
キャンキャンあたりに載ってそうな今どきの女の子という感じで、職場も一気に華やいだ。 
…が、ちやほやされたのもつかの間、男性社員(のみ)に気配り以上のお節介をやく彼女は、少しずつ社内で鬱陶しがられるようになった。 

そんな中でも、特にバイト子に気に入られていたのが彼男。
四六時中キャッキャと付き纏われ、げんなりとした様子。
かと言って決定的な告白を受けたわけでもないので、わざわざ「私子と付き合ってる」と宣言するのも変だよな…、と困っていた。

そんなある日、彼男が仕事を終えて帰宅していたら、道中にバイト子が…。
彼男を見つけるなり、泣きながら駆け寄るバイト子。
どうしたのかと尋ねたところ、

・別れた元彼がストーカー化して困っている
・帰宅したら、部屋の前で待ち伏せされていた
・元彼はかなり気が昂ぶっていて、何をされるかわからない
・怖い、帰りたくない、彼男さん泊めて!

ついて行くから話し合ってはどうか、と言うと、「それはイヤ、何をされるかわからない」
泊めてくれる女友達はいないのかと聞くと、「女同士では、何かあったときに太刀打ちできない」
そこまで酷いなら、警察に行こうと諭しても「そこまではしたくない」

今晩だけでも泊めてくれと粘るので、仕方なくバイト子を自分の部屋に連れて帰った彼男。


自室にバイト子を置いて、自分は私のところに泊めてくれと、疲れ切った顔で私の部屋にやってきた。

疲れ切った彼男の話を聞きながら2人で食事を始めるが、その間も彼男の携帯は鳴りっぱなし。
相手はバイト子。

「もし元彼につけられてたら、居場所がわかってしまう」
「ひとりでいるのが怖い」
「お願い戻ってきて」

さすがに放っておくわけにも行かず、彼男に頼まれて、様子を見るために2人でバイト子のいる彼男の部屋へ向かった。

ドアを開けた瞬間…

(Visited 1,213 times, 1 visits today)

down

コメントする

シェアする

  • 人気記事

  • 最近の投稿

  • 最近のコメント

  • アーカイブ

  • カテゴリー

  • メタ情報

  •