とりあえず彼に「こんなことがあったからしばらく何処かで泊まってね」と連絡。
電話も言い訳メールもシカトして私親と彼親に連絡。
話し合いは私親、彼親、浮気相手親も交えてカオス。
彼が私と別れたくないと浮気相手を一切見ずに、私にだけ謝罪してたのを見て浮気相手はポカンとしてた。
浮気相手親が
「君、あんまりじゃないか」
と言うのを遮って、
「どうしてこんなババアに媚びるの!!」
と浮気相手が叫んで父親にひっぱたかれてた。
浮気相手は年増なら余裕で勝てる、子供さえ作れば彼と結婚できると妄想してたらしく、慰謝料と式場キャンセル料半分払わなきゃいけないと知って泣きはじめた。
金関係を話つけて、今後どうするかの話し合い。
浮気相手は子供産む、彼と結婚する。
私は彼と絶対別れる。
彼は私と別れたくない、私と結婚したい。
式場キャンセルせずに彼女と結婚したら?と彼におすすめしたら、浮気相手が
「ふざけんなババア!お前が選んだドレスなんか着るか!」
と怒鳴った。
怒鳴る浮気相手を嫌そうに一瞥しながら彼は、
「絶対に浮気相手と結婚したくない」
と吐き捨てた。
浮気相手発狂。
浮気相手親は彼をキッとにらんだ後、浮気相手をなだめていた。
付き合いも妊娠も自分から仕掛けにいったとはいえ、二十歳の娘が一回り近く歳の離れた婚約中のオッサンとだなんて、親としては騙された感はあるわな。
彼は職場の人達に説得され浮気相手と結婚、一年もたずに離婚。
私と別れてから彼女と離婚するまでずっとメールだけでやり取りをした。
私とやり直したいという彼に、彼と彼女との幸せを願う慈愛に満ちたメールを送り続けた。
浮気相手親が冷たいとか、浮気相手との結婚をすすめてきた上司が過去に浮気相手と浮気してたとか、実は浮気相手が三股かけていたとか、浮気相手が家事しないせいで家が汚れ放題、料理がレトルトやお惣菜ばかりだとか、ずっとヒステリーを起こしててつらいとかいう愚痴に対して、聖人のような優しい言葉をかけつづけた。
ずっと私を好きでいるように。
「離婚届だしてきました何日に会えますか?」
ときたのでメアド変更。
来年彼と共通の知人と結婚する予定。