その言葉に全員「!?」となった。
DQNが「え?先生、コレっすか?」と言うと
「そう思ってもいいよ。君は可愛いな。やることが幼稚園児と一緒だ。僕の子が小さかった時を思い出させてくれる。本当に可愛い」
その言葉にDQNは教室から逃げた。
それを見て先生
「可愛いなぁ。意気がってお子様だ。なんのかんのと言っても、授業にちゃんと来るんだから」
確かに30分とは言え、授業には来ている。
やっていることはともかくとして、先生はこうも言っていた。
「淋しがり屋なんだよ。構わなくても見守ってあげよう」
それ以来、その授業に出ている人たちは彼を生暖かく見守ることにした。