糞男は最初びっくりして、次に怒鳴って、赤くなって、
最終的に下向いて動かなくなった。(泣いてたらしい)
糞男が怒鳴った時とか、私は本当に怖くてハラハラしたけど、書士子はずっと冷静で、糞男が怒鳴ってる間は口閉じて真っ直ぐ糞男の方見て黙って聞いてた
糞男が言い切ると「そうですか、そしてまた・・・」と話し出す感じ。
超絶スカッとしたけど、糞はフリーズしてるし他男2人はアタフタしてて
もうどうしようもない感じになっちゃったので、
編子が「じゃあ、全員一人五千円ね、払った人から解散!」と強引に解散した。
解散後もまだ21時前。女だけで飲み直しとなった。
糞男の愚痴大会アンド書士子を称える会。
よくあんなに次々罵倒できたね!すごい!
言葉もせりふみたいで格好良かったー!
と騒ぐ私たちに書士子が「いや、実はこれで・・・」と差し出したのはケータイのメール画面。
糞男に言ったことが箇条書きで打ってあった。
書士子の長い中座はトイレでも逃げたわけでもなかった。
曰わく、威張りたい奴は威張らせておこうと思っていたが
職業のことも、全然もらってないのに高給みたいに言われて
何も分かってないのに知ったかぶって嫌だったし
(司法書士は独立してれば結構儲かるらしいけど、
書士子は弁護士事務所の書類係アンド事務、雑用係だし、
私も地方公務員だから国家公務員と違って薄給。
2人とも手取り20万いってなかった。稼いでるのは編子だけだが激務だし)
友達がけなされた時点で言い返さなきゃ済まないほど腹が立った。
で、私たちの個室席のすぐ外で、糞男の発言聞きつつ、言うことを考えたと。
「私、頭の回転遅いから、考えておかないととても無理で・・・
しかも言いたいことの半分も言えなかった、
もっとペシャンコにやっつけたかったのに悔しい!」
って、いやいや十分でんがな。俯いて動かなくなってたやん。
怖くなかったのか、殴られたらとか考えなかったの?
と聞いたらハッとなって
「興奮してて全然考えてなかった・・・そうだよね
そういう可能性だってあったよね。報復とかされたらどうしよう!?」
って慌てだした。よっぽど頭に血がのぼってたらしい。
ともかくよくやった!感動した!と書士子を称え
さんざん糞男の悪口言って、溜飲下げた。
遂には、逆にあんな糞に当たってネタになるしある意味ラッキーじゃね!?
みたいなノリにまでなって楽しい女子会もお開き
書士子・院生子を駅まで送って、編子と私で歩いていると、