どこでもドアが欲しかった

兄が急死、家業を継ぐ事に。両親「実はお兄ちゃんに婚約者が」→婚約者だった女性とお見合いすることに…

time 2016/12/09

兄が急死、家業を継ぐ事に。両親「実はお兄ちゃんに婚約者が」→婚約者だった女性とお見合いすることに…

当時俺は東京の某大企業に勤めていて東京で付き合っていた女性もいたのですが、地元で実家と家業を継いでいた長兄が亡くなったために俺が地元へ帰って家業を継ぐことになり、嫌々でしたが会社を退職して地元へ戻りました。

そんなこんなでドタバタが収まった頃に両親から
『実はお兄ちゃんには婚約していた女の人がいたんだよ、その人はとても素敵な人でその人のご両親も本人もあんたとなら結婚して家業を継いでもいいと仰っておられるから、今度会ってもらえないかい』
との事。俺は
『(゚Д゚)ハァ?  今はいつの時代だ、江戸時代か?』
と半ば呆れながら、一応了承して先方とお会いすることとなりました。

呆れながらやる気の無い状態で一応お見合い?に臨んだわけですが、兄の婚約者だった女性に会った瞬間に撃沈。
凄まじく俺好みの清楚な感じの美人で、一目見て短時間の会話を交わしただけで、即日に彼女との結婚を了承していた俺でしたw

彼女が凄まじく俺の好みだったのと同時に彼女のご両親がすごく人間的に出来た方々で、結婚するにあたって何ら障害は無く、それまで心の奥底で思っていた事を (せっかく東京で頑張って会社でも昇進しかけていたのにこんな糞田舎へ呼び戻しやがって、面白くねぇな、という感情)を吹き飛ばす出来事と言うか内容でした。

そんなこんなで結婚が決まり結納に向けて話が進んでいた時、心の奥底で
『何か忘れているような気がするな~なんだったっけ?』
とちょっとした気にかかる事があったのですが、あまりにも忙しかったのと 、彼女の事と家業の事で頭が一杯だった事もあり、あまり気にしてませんでした。

そんなこんなで完全に地元に骨を埋める覚悟を固めて様々な事をこなしながら新生活に向けて頑張っていたその時、忘れかけていた内容と言うか問題と言うか人物が俺の前に姿を現しました。

その人物とは…

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