昔妹の彼氏にした復讐話。
フェイク入れまくりなので、時系列がおかしかったらすみません。
登場人物(当時)
私…24歳。父の会社を手伝ってる
妹…18歳。大学一年生
妹彼氏…20歳。妹と同じ大学生
私が小1の時に、母が病死。
父は自営で小さな鉄工所をやっていたため忙しく、妹の面倒はほとんど私が見た。
妹は、見た目が誰に似たんだってくらい可愛く華奢で、性格も素直で女の子らしく、とても私と父が育てたとは思えないくらいいい子に成長してくれて、そんな妹がかわいくて仕方なかった。
私は頭良くなかったし、家にお金もあんまりなかったので、中学を卒業して、父の鉄工所を手伝うことにした。妹はいつも、お姉ちゃんごめんね、と申し訳なさそうにしていたけど、妹は勉強好きだったし、大学まで行って欲しかったから、頑張って働いて、お金を貯めた。
無事に妹が希望の大学に入学できて、アルバイトも始めた頃、妹に始めての彼氏が出来た。
ものすごくもじもじして、真っ赤な顔で、お姉ちゃん会ってくれる?と聞くので、喜んで会うよ、と答えた。
会ってみたら、まぁ今時の大学生にしたら真面目っぽくて、黒髪に眼鏡って感じだった。
ちゃらちゃらした人じゃなくて良かった、って妹に言うと、男らしい人なんだ、って妹は笑ってた。
そんなこんなで半年くらいたった時、妹がアルバイト代でパーマを当てていいか、と聞いてきた。
そんなの聞かなくてもいいよ、きっと似合うから当てといで、と答えて、妹のカバンにお金入れといた。
実際、帰ってきた妹は超かわいくて似合ってたので、恥ずかしがる妹の写真を撮りまくり、次の日に同僚に自慢しまくった。皆、似合うねと言ってた。
でも、家に帰ると、妹が部屋にこもって出て来ない。
鍵はないので無理矢理開けると、布団かぶって泣いてた。
どうしたの、と布団をめくると、あんなにかわいかったふわふわの長い髪が、虎刈り状態でぐしゃになってた。私は血の気が引いて、ぶるぶる震える手で、妹の頭を触った。
背中の真ん中くらいまであった髪の毛が、一番短い所で50ミリもなかった。
妹は泣きながら、お姉ちゃんごめんなさい、と顔をぐちゃぐちゃにしてた。
何とか妹を落ち着かせて、どういうことか聞き出した。
妹の話によると、例の彼氏にやられたらしい。
彼氏は、どうやら
「女の子らしい」
に異常にこだわる奴のようだった。
膝が見えるスカートはダメ、アルバイトも男と会う接客とかはダメ、女は勉強できたらかわいくてないからダメ、など。妹は最初は一々聞いていたみたいだけど、段々窮屈になってきた。
もうひとつ、最近になってから、やらせろ、やらないなんて俺のこと好きじゃないのか、などしつこかったらしい。
妹はまだ大学生だし、と断っていたらしい。
そして今日、パーマをかけてウキウキで登校すると、彼氏にビンタされた挙句、サークルの部室にあったハサミで髪の毛を切られまくったと。
「パーマなんて遊び人のすることだ、君には似合わない、そんなことする暇があったらやらせろ!」
と怒鳴られた、と聞いて…