どこでもドアが欲しかった

被服科の彼に服を作ってもらう→別れた後、途上国に服を送るボランティアにその服を寄付→結果…

time 2016/12/21

被服科の彼に服を作ってもらう→別れた後、途上国に服を送るボランティアにその服を寄付→結果…

ある業界紙を見せられた。
東南アジアのその業界の特集記事だった。

そこに写っている女性があのシャツを着ていた。
これってDがお前に作ったやつだろと言われてええー!となって読んだら、
記事のなかでシャツについて触れられていて
「ボロボロでしょ?(笑)これは日本のボランティアにもらったもので貧しい生まれの私が希望をもらった服。日本の取材ということで久しぶりに着てみた」
ということが書いてあった。

そのあと、その友人がDにもその業界紙を見せたことでDと再会して、意気投合してまた付き合いはじめて、今月結婚式をあげた。
私の苗字もDになった。

もう30も半ばになってきた普通の外見したおじさんとおばさんだけど、こんなロマンチックな話があるなんて事実は小説より奇なりだなあと思う。

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