車掌「どうしました?」
俺「それがですね」
親「この人が席譲ってくれないんですよねー、この子が見たいって言ってるからお願いしてるのにー」
イヤイヤ子供一言も発してねーし若干眠そうじゃねぇかおやすみボーヤ!
ウザったい母親に車掌も困っていた。
車掌「そうですか、ですがお客様が譲るのを許可しないと変わって貰えませんよ?
あなたの勝手で変わる変わらないの話じゃないんです!
常識的に考えて下さい!
先程から大きな声で騒いで他のお客様に迷惑です!」
車掌さんがビシッと言ってくれて母親怯む。
俺『かっこいいー!』
心の中で叫んでやりました。
その後、車掌は苛立ちながら立ち去っていく。
母親は、は?みたいな顔しているが、これは俺の勝ちだろそう思った。
そうこうしているうちに静岡についた。
チラッと親子の切符が見えたのだが、浜松と書いてある。
多分実家に帰るのだろう。
だが静岡で降りる素振りを見せる。
もう完全に寝ている子供をたたき起こして席を立ち上がった。
俺『バイバーイ』
心の中でそんな事を呟きながら視線を窓に戻したとき、母親が大声で
親「なんなんだろうねー今のゆとり世代は優しさが無いんだろうねー
全く人としての優しさが無いなー、
そんな人と一緒に乗ってられるかバーカ、行くよ○○ちゃん」
なんかいろいろ叫びながら電車を降りた。
かなりでかい声だったので静岡から乗車する人、元々乗っている人が俺を見つめてくる、物凄い冷ややかな目で。
これ俺が悪いの?