20年前の話。
小学生生活半ば頃、通信簿をほぼオール3・オールBにされたことがある。
当時テストは全部100点、都道府県単位で順位が出るテストでもいつも一桁台だったし、 教師の父に厳しく言われていたので提出物も授業態度も問題なしだったのね。
それまではほぼオール5だったのに、いきなりオール3。
渡された時の衝撃は今でも忘れられない。
頭が真っ白になってるときに、担任に
「ショックでしょう。そのショックが大事なの。」
と笑顔で言われた。
その時は多分
「どうしてですか」
みたいなことを聞いたんだと思うが、
「そこを考えなさい。だからダメなの。」
という返答があったのを覚えてる。
友達に慰められ泣きながら帰った。
怒られるのが怖くて泣いてたんじゃなくて、ただショックで、「だからダメ」って言葉が自分を全否定しているようで。
帰宅後すぐに見せた母には怒られた。
完璧に近い成績でオール3なんだから、さぞ授業態度が悪かったのだろうと思うのは当然だよね。
私もわけがわからないまま大泣き。
父が仕事から帰ってきて、
「手を挙げて積極的に授業に参加したか」
「授業は静かに聞いたか」
等ひとつずつ確認。
した、としか言いようがない私。
父は首をひねりながら、
授業態度はわからないけど、担任からのコメント欄はいいことしか書いてないし、
全教科均一に下がるのはおかしい。
理解度、提出物の項目にまでBがついている。
それにここまでいきなり成績が下がったら、少なくともうちの高校じゃ担当みんなで職員会議モノだなあ…と。
翌日、父が学校の夏休みコールに電話してくれることに。
すると…