夜になって、車を停めるや否やトメが玄関から飛び出してきて
何か言いかけたが、私の姿を見て動揺
夫をみて何か言いたげ、私たちは無視してリビングへ
そこにオレ様ウトが『おお、来たか』
とニヤニヤしてました。
目を泳がせながら台風とか乗りピーとかどうでもいい話をするトメ。
さっさと帰ってクライマーズハイを見たかったので
「あの、お金のことですが…」と切り出すと
もにょもにょうろたえながら『ハイこれね』と
封筒を差し出してきました。
その時ウトは腕組みしてソファにふんぞり返る
いや、今までありがとう、とかお世話になりました、とか無いの?
と思いながら私も淡々と「では確認させてください」
と封筒を開けると
『ちょっと待て、他に言うことないのか?!』とウトのどなり声
ですよね~おとうさん分かってらっしゃると思いきや
『お前たちが○○(夫)の給料だけじゃ生活苦しくて
入院費も払えないっていうから、わざわざ定期くずしてきたんだぞ!
それなのになんだその態度は!ありがとうございます位言わんか!!』
思わず「はぁ?!どういうことですか?!」と言ったら
『おとうさん、やめてあ げ て!
嫁子ちゃんも何も言わなくていいから!』
とトメがウィンクしてくる…
渥美清みたいな顔でされても 開いてんだか閉じてんだかわかんない目で
夫が「おかん、なんて言ったんだ?」と冷静に聞くと
ウト『なんても何も、お前たちは余分な蓄えもなくて
入院代も払えないらしいじゃないかwたらい回しされるぞ!
そんなじゃ○○家として恥ずかしいから、うちが出してやるんだ
それをお礼も言わず数えだして…金を持ってないと卑しいもんだな』
怒りよりまずとんだ目を押し戻して
「お礼を言う義理はありませんよ?
貸したお金を返してもらうだけですから」
と静かに言ってみたら、今度はウトがポッカーン