どこでもドアが欲しかった

家の事情でボロボロの私を助けてくれた先輩の話し

time 2016/12/08

家の事情でボロボロの私を助けてくれた先輩の話し

中学の頃、私の家は姉ちゃんがニートな上DQNでDVで滅茶苦茶だった。 
父はあんまり帰ってこない、母は姉ちゃんと喧嘩、婆ちゃんは毎日泣いてる。 
学校ではせめて明るく!をモットーにしてたらお笑いキャラ通り越してウザイ子になってボッチに。 

それでも不登校とかにならずにいられたのは、部活の先輩の存在のおかげ。 
美術部だったんだけど、そこの一個上の先輩で一人良い人がいた。

先輩は成績優秀で美人だったんだけど、一匹狼系でちょっと変わってるって言われてた。
周りがワイワイ騒いでても、一人で黙々と作業してるタイプで最初は近寄りがたくてむしろ怖かった。
でも、私が部活の同級生にどつかれたりしてると、突然「○○、ちょっとおいで」とか呼ぶんだ。
特に用は無くて他愛もない話をするだけなんだけど、助けてくれてたんだと思う。
靴隠されて思わず昇降口で泣いてたら、偶然先輩が来て靴貸してくれたこともある。
いいです、って言ったら

「私、家近いから(先輩の家は本当に超近い)」
って自分は上履きで帰っていった。
先輩は一年の時暴れん坊だったらしくて、先輩と仲が良いって広まったら苛めもなくなっていった。

そして…

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