どこでもドアが欲しかった

「食べれば治っちゃうのよ」と姑が卵アレルギーの娘を拉致して、プリンを食べさせた。→とんでもないことに…

time 2016/11/22

「食べれば治っちゃうのよ」と姑が卵アレルギーの娘を拉致して、プリンを食べさせた。→とんでもないことに…

その後、私も娘もトメには会っていない。
しばらくはそこに住んでいたけど、
あまりにも近距離で不安なので、夫が転勤願いを出してくれた。
行先はトメには教えず、年賀状などのやり取りもしていないし、
たまにウトに娘の写真を送ったりする程度になった。
少し前にコトメにも子供が生まれて、一度遊びに来てくれたけど、
トメはすっかり意気消沈して、あまり外に出なくなったらしい。
たぶん近所にひそひそされているんだと思うし、
それ自体は気の毒に思わなくもないけど、やっぱり許せない。
トメは手先が器用で、娘の服や可愛い小物もたくさん作ってくれたし私にも優しかった。
私は親が毒なので、トメを本当のお母さんのように思っていたから
すごくショックで今ももやもやしている。
に手を上げてしまったのも初めてで、思い出すと胸がちくちくして苦しい。
娘の元気な顔を見ると、少しほっとする。
いつか娘が大きくなったら、またみんなで仲良くできればいいのにと、ぼんやり思っている。

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