入ってびっくり、異空間だった
インテリアが半端なくお洒落で、ローラアシュレイのショップのような感じ
リビングも小さなダイニングも英国の上流階級風
チラっと見えたベッドルームはお姫様の寝室みたいだった
「ハーブティー入れたから、どうぞ」と出されたのは
すごく高そうなティーセット
そんなA子の部屋の壁の一部がコルクボードになっていた
そこに貼られているのはお洒落なでっかい日本地図
漢字表記が一切なくて全部ローマ字で書かれていて
海外向けのインテリアのポスターなのかもしれない
唖然としている私にA子は
「私の趣味はひとりダーツの旅なの♪」と
確かに地図にポツポツ穴があいて、ダーツが数本刺さっている
「3月の連休にダーツを投げたら竹島に刺さっちゃって、行けないから出雲大社に行ってきたのw」
と、セルフィーで撮ったらしい旅行のスナップ集を見せてくれた
冊子になっててマスキングテープできれいにデコレーションされていた
ついでに寄ってきたという鳥取の境港の写真もあって
水木しげるロードの妖怪の銅像を全部丁寧に説明してくれたw
そしたらお部屋にいい匂いが漂いだして
「よかったらお夕飯をどうぞ」と
お洒落なカフェみたいなプレートに乗って
どこの国風のアレンジがわからないグラタンと
野菜たっぷりのスープとハーブの入ったパンが出てきた
「パンは自家製なの」と言われたけど、めっちゃ美味しかった
ってかいつの間に私の夕飯作ってたんだ
失礼だけど暗い印象で、いつも無表情で小説読んでて
つまらない人生を歩んでいそうだと決め込んでたA子の
想定外のプライベートを垣間見て衝撃だった
夕飯食べてお礼を言って帰ろうとしたら
「届けてくれたお礼です」と
お洒落にラッピングされた焼き立てクッキーを渡された
帰って食べたけど、なんかラベンダーの香りがして
いろんなハーブが入ってて、めっちゃ美味しかった
ってかクッキーは温かくて焼き立てだったけど、
いつの間に焼いてラッピングしたんだ!
人は見かけによらないというか
プライベートって本当にわかんないもんだなと衝撃訪問だった