どこでもドアが欲しかった

精神障害者の叔父の暴力に耐えきれず、家を出て暮らすことにした私たち兄妹。その後大きくなって実家に戻ると…

time 2016/11/22

精神障害者の叔父の暴力に耐えきれず、家を出て暮らすことにした私たち兄妹。その後大きくなって実家に戻ると…

私は左足のかかとから腿にかけて二度のやけどの跡がある。
兄は片耳が聞こえない。右目の視力は0.01くらい。
妹は右手の薬指と小指が動かない。

これ全部叔父(母の弟)にやられたこと。
私は熱湯をかけられ、兄は殴られ、妹は腕を切られた、その後遺症。
叔父は知的障害のある精神障害者。
母が施設に入れるなんてかわいそうと言い張りずっとうちに同居させていた。
私たちがどんなに叔父に殴られても
「弟がかわいそう」
とだけ言い、私たちをかばってくれたことは一度もなかった。
父は私が小3のとき愛人の家に住むようになってそれきり帰ってこなくなった。
(離婚はまだしていない)

高校卒業後、兄妹全員家を飛び出し、母にも父にも連絡先は知らせず就職した。
住居の保証人には信用できる親戚になってもらった。
今は兄妹間でだけ連絡を取り合っている。


そして妹が晴れて今年成人になった。
でも地元に帰るのは危険だし晴れ着を着せてやる余裕もない。
せめてもの埋め合わせに妹の誕生日にきょうだい三人で久々に会おうよという話になって
皆で居酒屋で飲んだあと、ふらっと実家前まで酔った勢いで行ってみた。

すると…

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