どこでもドアが欲しかった

婚約者が円光していたことが発覚したので…

time 2016/11/24

婚約者が円光していたことが発覚したので…

「俺くんの給料って円光で稼ぐよりずっと高かったから」
・・・・・・・・・・・・・・・・名言だがタヒね。

「お願い許して。別れたくない」と泣くA子を「あとで考える。携帯は預かっておく」
といって追い出した(同棲はしていないので自分のマンションへ)。

聞き出すことは聞き出したので、A子を装って円光男にメール。
「もう関係をやめたいんだけど」
「俺男にばれてもいいんならそれでもいいよ」
「今までどおり会えば、俺男には黙っててくれる?」
「そのほうがお互いにいいだろう」
絵文字つき脅迫メールいただいて保存。

有給とって円光男の会社を訪ねる。
ロビーで冷静に話し合い。向こうは「A子の婚約者です」と名乗った段階で顔面蒼白。
許可とって録音開始。
まずは、俺のまとめた経過一覧、メールのプリントアウトなどの資料を相手に提供。
「家族と会社には言わないでくれ」
「検討しましょう(はい、とはいってない)」
「金は払う」
「それは事実を認めて慰謝料を払うということですか」
「そうだ」
「では。これに署名捺印を」
内容は「A子とネットであって何回関係を持ちました(詳細あり)。わたしが悪いので金払います」

それで力尽きたので、会社の人事課長→総務部長→顧問弁護士を辿り、紹介された弁護士さんに依頼。
この時点で人事部には事情を全て明かす。
円光男がごちゃごちゃ言うならこれ使ってくれと、隠しておいた絵文字つき脅迫メールも弁護士さんに預ける。
素人がやりすぎだと笑いつつ怒られる。そんな違法な危ない証拠使えないと苦笑いされた。
そういいつつ円光男には「脅迫や婦女暴行の疑いもありますねえ」と忠告したらしい。
「円光男には500万請求で」
「それは無理です」
「内容証明に算定基準は一発50万ですと書けませんか?」
「書けませんw」
俺も狂っていて下品なテンションが高かった。
円光男は内緒で○百万払って終わりにしたかったらしいが、なぜか奥さんにばれた。
どこからどう奥さんにばれたのか永遠の謎。
どうなったか知らないが、今、名刺の会社にはいない。

弁護士さん立合いで両家が揃って、婚約解消の交渉。
A両親、土下座してひたすら平身低頭。A子、泣き喚いて交渉に応じない。
「ちょっと2人で」とA子を連れ出し「1人との浮気ということにしといた方が得だよ。円光バレはつらいよ」と
あくまで忠告と提案をして、一気におとなしくさせる。
A子親と円光男が接触すればどうせばれるだろうが、それは俺のせいじゃない。
俺父親はむっつり。俺母親がクドクド文句いうのでなぜか俺がとりなす。
慰謝料+結納金返還+婚約解消諸費用を即金で支払ってもらい、婚約解消の念書にサインして終わり。
念書には「A子の不貞行為が原因」と明記した。
指輪はやったままでもよかったが、俺母親が強硬に取り戻す。
取り戻しても使いまわしはできないだろうに。
A子の携帯は、これも違法なのかも知れないがずっと俺が「借りてうっかり忘れていた」ので
変な再構築希望メールとかは来なかった。

他の円光相手は、交際期間とかぶさっていたが婚約期間とはギリギリかぶっていなかったので見送り。
追求しても嫌がらせしかできそうにないし、そんなエネルギーはなかった。
A子は退職して(離職票書いたのは誰あろう、俺)引っ越した。
一切コンタクトはないので、そこは潔いとほめておくことにした。

これで終わったと思った。
まずまずまともだと思っていたA子両親の俺マンションへの突撃がはじまった。
「もう一度チャンスを」「無理です」くらいならよかったのだが
「A子のせいでわたしたちは・・・・あなたもわたしたちも被害者」と言いだされても知らん。
「金返せ!返さんのならせめて貸せ」
「娘の退職金を横領したろう?(そんなものはない)」
そんな、家が傾くほどの慰謝料をとった覚えはないので金に困る別の事情があったはず。
もうめちゃくちゃになってきたので警察を呼ぶこと3回。
1回は逃げたが2回は捕まった。必ず夫婦揃って来るのが怖い。
弁護士さん経由で警告し、接見禁止・接触禁止の書類交わし、脅し・・・忠告したら来なくなった。
A子両親の突撃期間は3週間くらいだったはず。
収まったところで俺も引っ越した。

下品な話だが、俺はその後、一時的に性的不能で行為想像すると嘔吐するような症状が出たが
半年程度で改善された。
噂は社内に広がっていたが、俺の不利になるようなものではなかったので放置した。

幸いに周囲が親切で
「飲み会に来ませんか」(女子社員有志の会)
「うちの旦那が俺くんと飲みたいってさ。わたしの料理食べにおいで」(28歳・主婦)
「釣り始めるんで、教えてくれ。一緒に行こう」(28歳・植木屋)
「おまえ大変だったな。慶弔休暇やろう。休んで遊べ」(52歳・人事部長)
「おかしな相手と縁ができずによかった。たまには帰って来い」(61歳・俺父)
などの励ましもあって、もう耐えられないと思っていたのが案外早く普通に戻った。

事情を理解してくれた女性と結婚もして、すっかり忘れていたんだが、最近になって
>>81で書いた事態になり、もういい加減にして欲しいと思っている。
A子の病気については同情はするが、俺と関係のある話ではないはず。

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