しばらくするとWが俺のうちに到着。
俺はWが来るなり殴りかかってしまった。
今思うと大人げない。M美がいる前で殴るなんて。
M美が俺を止めて、落ち着いてWに話しを聞く。
以下会話形式で。
W「中学からずっとM美が好きで振られる覚悟で告白しました。
それなのに振られると今までの事をいろいろ思い出して、
気がついたらM美を襲っていました。すみませんでした。」
俺「全然意味わかんね。
未遂に終わったけど襲ったのに変わりはない、それですまされると思ってんのか」
W「ずっとM美が好きだったんです…」
俺「だからなんなんだよ!!
ずっと好きだったら襲ってもいいんか!!」
俺、Wの腹を蹴りWが泣きながらせき込む。
M美「わかった!!わかったからもうやめて…」
俺「…わかった、もう手は出さない。」
W「M美ごめん…ごめん…」
M美「…………」
俺「お前もう二度とM美に会うなよ。」
W「…………」
俺「返事は!!」
俺またWを蹴る…
M美「もう手を出さないって言ったやん!!やめてT!!」
Wのことをかばうような態度のM美に段々腹が立ってくる。
M美「もうわかったから、W帰っていいよ」
俺(はぁ??)と内心思う。
W「もう絶対こんなことはしない、M美の事もきっぱりあきらめる。
だから、友達のままでいてほしい…」
俺「ばかじゃねぇのお前。
M美、ほっとけ」
手だしそうだったけどグッとこらえた。
M美「うん、友達なら…」
俺「は?M美マジで言ってんの?」
M美「私もずっとWの気持ちに気づいてあげれなかった、責任がある。
それに幼なじみなのに、もう会わないとかできない…」
W「ありがとうM美…」
あれ、俺悪者?邪魔者?
完全に二人の世界。
俺「俺が会うなって言ったらどうすんの?」
M美「ごめん、T…」
俺ぷっつん切れてしまう。
俺「あっそ。
じゃぁキチガイ同士なかよくやれば」
と言って、止めるM美を振り払ってうちを出た。
俺はM美がWをかばった事が悲しかった。
外に出て冷静になって考えると、
M美を襲ったやつと同じ部屋に置き去りにしたわけだ。
それにこの件で一番傷ついてるのはM美のハズだし…
しかも俺のうちなのにorz
また襲われてはないかと不安で、急いで戻った。
うちに戻るとM美しかいなかった。Wは帰ったそうだ。
まず俺はおいて行った事と、カッとなりすぎた事をあやまる。
M美もあやまる。
M美とWはというと、
M美はやっぱりWの事が怖くてまともに話せなくなり、
結局疎遠になりました。