どこでもドアが欲しかった

友人夫婦の結婚祝いの食事会に新郎母が乱入→その後新郎父が首をつり…

time 2016/11/24

友人夫婦の結婚祝いの食事会に新郎母が乱入→その後新郎父が首をつり…

元々B男の母はその近所じゃちょっと変わってるって有名だったらしい。
A子が嫁に来るって聞いて最初は喜んでたみたいだが、
A子がB男実家を見て「リフォームしてくれないとお家古くて住めなーい」
とあちこちリフォームしたら700万程かかってしまった。
さらにA子が同居するようになってから、
まだ中学生のB男弟妹がいる前でも平気で子作りするAB夫婦。
そのうちB男母もストレスなのか天然なのか知らないが口癖のように

「B家の血を引かない奴はクズばかり。出ていけ」

みたいな事を言い始めたらしい。
しかもそれがA子じゃなくて、婿だったB男父に向けられるようになった。
B男父は殴られても蹴られても。リフォームの借金もあるし必タヒに働いたらしい。
疲れて帰っても「B家の血を引かない奴」に食べさせるのは冷たくなったご飯と少しの漬物だけだったり、
お湯を使わせてもらえなくて真冬でも水だけで体を洗ったりしてたそうだ。

そのうちB男父の知り合いの、とある会社の社長が、
今にも倒れそうなB男父を心配して、
ウチの会社に住み込みで働けと仕事を紹介。
B男父はその会社で働き始めて少しずつ元気になっていった。

ちなみに、その社長とは私の父なのだが…。

そうなると今度はB男母の攻撃対象がA子に…。

となるのを恐れたAB夫妻は逃げるようにA子実家へ避難。

そのあたりで最初に書いた食事会が開かれる。

B家に残ったのは介護が必要なB男祖父とまだ中学生のB男弟妹、それと借金。
B男母は、なぜかB男父が働く会社にうらみを持つようになった。
無言電話から始まって、会社入り口に
「ここの会社の社長は男好き!ウチの旦那を取った!」
「B家の血を引かない奴は地獄に落ちろ!」
等の張り紙をしたり、もうひどかった。

その度にB男父は泣きながら社長に謝罪してたようだが、
ついにB男母が包丁持ってA子実家で暴れて警察のお世話になった。

2日後、B男父は会社の倉庫で首を吊って亡くなった。

社長に向けた遺書があって、最期に恩を仇で返すような真似をして本当に申し訳ない。とか謝罪と感謝の言葉ばかりだった 。
「社長にご馳走になったビールの味は涙が出るほど美味しかった。あれだけで生きてたかいがありました。」
の一文が悲しかった。

私にとっての修羅場は朝ポストに新聞取りに行ったら遺書見つけちゃって、
自宅に隣接する父の会社の倉庫に遺体の気配を感じたところ。
パジャマのまま泣きながら「おとおさああああああん!!!!」って叫んでたらしい。
記憶が曖昧。
7〜8年前の話だが、父はいまだに深酒すると何度も遺書読み返して泣いてる。

リフォームの借金はA子実家が返した。
AB夫妻はしばらくA実家に居て3男1女に恵まれたが最近離婚した。
原因はB男の浮気。
アホなのかな。

今日スーパーで店員さんになにやら叫んでるB男母を発見したから思い出した。

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