取引先から発注してたものが届かないというクレームが入った。
現場が対応したり確認していると、突然女上司が一言
「ヒャッハハハハ!これでお前たちは終わりだー!」
そう言いながら窓を開けで飛び出していった。
呆然とするしかなかった。
幸い命は助かったようだが、完全にイカれてて会社をクビにされてしまう。
よくよく調べてみると、女上司が俺たちすべての仕事を無かったことにしてた。
発注はして無かったことになったりもう滅茶苦茶。
用意するのに数ヶ月かかるシナモノも発注してないことになっていたので、1、2年先まで影響が出ることがわかった。
取引先からは激怒の抗議、俺達はひたすら頭を下げに回った。
女上司のプロポーズについては黙っていたので言及されなかったが、仲が良かったことは知れ渡ってたので会社の調査で何度も聞かれた。
が上司の名誉のためにもプロポーズされたことは黙っていた。
結局取引先は2社潰れ、10社近くが買収されたり吸収されたりする大惨事になった。
当然うちも解散に。
あれ以来女というものが怖くて仕方ないが、唯一信頼できる付き合っていた彼女と結婚できたことが救いであった。