どこでもドアが欲しかった

明後日、妻の13回忌だ。修羅場の中、私は妻の心を守れなかった…

time 2016/11/24

明後日、妻の13回忌だ。修羅場の中、私は妻の心を守れなかった…

男は妻と同じように睡眠薬で昏睡させたあと大量の下剤溶解済みの水入り水筒と、ともに協力者たちと一緒に山奥へ放置しました。
どうなったかは知りません。少なくともこの何十年間で一度も見かけておりません。

質問がきそうなので先にレスしておきますが子はきちんと育てましたよ。お腹の子に罪はありません。
今はとある会社の重役を任されているそうです。

なんで兄達とこんなに年が離れているのかと聞かれましたときは焦りましたが…

しかし妻はそのことを引きずっておりました。
その子が旅立って数年後、妻はジサツしました。
思い返せばその間男との子が旅立ってしばらくしてから私に家事を叩き込みだしたのも
自分がいなくなってから苦労しないようにということもあるのかもしれません。
おかげさまで「爺ちゃんの飯はうまい!」と孫達に言われるのが嬉しくてたまりません。

話がそれましたが妻は遺書を残して入水しました。

遺書の中身は「贖罪」と大きく書かれ、達筆に私と子その他もろもろのことが書かれた紙と
洗濯機の調子が悪いことなどなんだか遺書のようで遺書じゃないようなことが書かれた紙と
相続などいかにもなことが書かれた紙が入っておりました。彼女らしいです。

当然自筆なのですが下の子のこともあり、検認せずに私の懐にいれ、下の子を除き事実を伝えました。

下の子に関することは墓の中に持っていくつもりです。
上の子供達も同意してくれています。

(Visited 2,229 times, 1 visits today)

down

コメントする

シェアする

  • 人気記事

  • 最近の投稿

  • 最近のコメント

  • アーカイブ

  • カテゴリー

  • メタ情報

  •