どこでもドアが欲しかった

イケメン君にメロメロの女子達。先生「イケメン君はみんなの彼氏!」→一人だけ興味のなかった私だが…

time 2016/11/26

イケメン君にメロメロの女子達。先生「イケメン君はみんなの彼氏!」→一人だけ興味のなかった私だが…

小学低学年のころ、クラスにとてもイケメンなハーフの男子がいた。 
女子はほとんどがそのイケメンくんにメロメロで、いつも喧嘩ばかりしていた。 
先生が
「イケメンくんは女子みんなの彼氏です」
なる謎の決まり?を作るくらい女子は喧嘩していた。

私は当時従兄の高校生のお兄ちゃんにベタぼれだったのでイケメンくんに興味はなく、喧嘩に加わったことはなかった。
多分それが物珍しかったのだと思うけれど、イケメンくんが私にちょっかいかけてくるようになって、女子の顰蹙を買っていじめられるようになった。
先生が学級裁判?みたいなものを開いて
「イケメンくんはみんなのものなのにそれを破ったあなたは悪い子です」
とみんなの前で叱られもした。
だから私はイケメンくんが大嫌いになってしまって、イケメンくんを拒絶するようになった。
けれど拒絶すればするほどイケメンくんが私を構う、という悪循環に陥ってしまい、最終的にはクラスのボス格だった女子グループに階段の上から突き飛ばされてしまった。
女子の力だからそんなに吹っ飛びはしなかったんだけど、確実に滑り落ちて足が傷つく事態にはなりそうだった。
大好きな従兄のお兄ちゃんはきれいな足が大好きだったから、幼かった私は何を考えたか滑り落ちる途中で足を踏ん張り、飛び込んだ。
文字通り、プールの飛び込み台から飛び込むようにして飛び込んだ。
だから床に頭から突っ込む形となり、咄嗟に両手で支えて三点倒立的な姿勢を取った。
当然無事で済むわけでもなく、右腕骨折左指骨折頭に裂傷という大怪我を負ってしまったのが修羅場です。 

そのあと…

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