どこでもドアが欲しかった

姉夫婦が私たちの実家に同居→とんでもないことに…

time 2016/11/28

姉夫婦が私たちの実家に同居→とんでもないことに…

姉は怒った。姉夫にどういうことか問いただした。
すると姉夫は
・結婚したからこの家も含めて共有財産
・ここはもう姉夫家の実家に等しい
・私ちゃん(私)がいるのは不自然
などと言った。
姉は、日を改めて、立会人を入れ正式な話し合いをすることにした。
そこには姉夫の家族(両親・妹・親戚・会社の人?)も来ていた。
そこで姉夫側は改めて、上記の意見と
・もう何年も住んでいるのだから居住権が発生している
・嫁母と同居してあげたのに感謝の気持ちはないのか
・家付き娘とはそういうもの
・夫の姓になったのだから最終的な決定権は夫にある
・とにかくこの家は姉一人でどうこうしていいものではない
と、最もらしく書面にもしたためて朗々と述べた。

姉夫とその母が姉に対して「道理をわきまえなさい」と鼻の穴広げて
小さな子供に言い聞かす様に言ったあの顔は忘れられない。
姉と姉側弁護士は、この家の権利者はすでに私であること、
居候は姉夫婦であること、居住権なんか発生しないこと、
嫁実家のものが旦那実家のものになるなんてことはないことを説明。
すると姉夫はニヤニヤして「じゃあすぐに手続きしましょう」って。
姉は、手続きするのは離婚に関してだ、もう我慢の限界だと言った。

姉夫側は本気にはしていなくて、私が就職と同時に出て行くと信じてた。
でも姉が本気で、家も土地も売却準備に入ったことを知ったら大騒ぎした。
姉夫両親も弁護士に相談に行ったりしたそうだけど、みんな断られて、
姉夫に「なぜもっと早く手を打たなかったの!」って怒鳴っていた。
姉夫実家は貧乏じゃなかったけど、都心にあるうちに住みたかったみたい。
姉夫妹はウチの住所が入った名刺まで作ってた。
姉夫両親はリフォーム業者とすでにやり取りしてたよ。
しかもそのリフォーム代は姉夫婦の家計から出すつもりだったみたい。

姉夫は最後は私にすり寄ってきて、権利を譲る様に言ってきた。
脅すようなことまで言ってきた。
君の判断ひとつでうちの両親の生死がかかってる、お姉さんも
小梨30代バツイチで離婚して負け組で、俺も仕事面で絶対圧力かけるし
(姉夫は元々姉の取引先の人でした)大変なことになるよ、
君のせいでお姉さん含め周りのたくさんの大人が大変にことになる。
その責任を負う覚悟はあるの?って、口頭でもメールでも言われた。
そのまま姉と弁護士さんに渡した。

姉は早めに仕事先にも周りにも事情をオープンにした。
その結果、慰謝料も財産分与も一切無しで離婚になった。
姉夫は慰謝料を請求したけど、10代の私を脅したことや発言の酷さ、
母が存命中もなにも家の事をしなかったしお金も入れていなかったこと、
男性不妊だったことなどが次々に明らかにされ、撤収して行った。
(子供が出来ないのは姉のせいだと自分の両親に話していたそうだ。
だから姉夫実家は石女を貰ってやったのに!って気持ちでいたみたい)

その後家は無事売却されて、姉と私は別々に暮らす様になった。
姉は最後までずっと私に謝っていて、色々私に有利に取り計らってくれた。
今は姉も私も家庭があって、子供もいて、良い関係を築けている。
姉元夫実家は、うちを乗っ取ったら自分達の自宅は売却して、
その現金で楽隠居!のもくろみだったそうで、元々やっていたお店を
地元の別の人に譲ってしまっていた。もう再就職も難しいので
その人に「返してくれ」と騒いで迷惑行為をして裁判沙汰だと聞いた。
姉も姉元夫も仕事は変わっていないので顔を合わすこともあるし
話も入ってくるし、針のむしろだろうなー…と思います。

ロミオメールじゃないけど、姉元夫から姉宛の年賀状がきて
「あの家の前を通る度に、今はどんな家族が住んでいるんだろう、
本当はここに自分と姉と自分両親と、幸せな暮らしをしていたはずなのに
どこでこんがらがっちゃったのかと、悲しく思います」
って書いてあって、姉が弁護士さん通じて送り返して貰ってた。
姉元夫も再婚したけどわりとすぐ離婚してた。

長くなってすみません。
最近、私の周りでも伴侶のものと自分のものの区別がついていない人を
よく見かけるので、苛立ちを思い出して書きナグってしまいました。

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