ギャンブルも酒も女遊びもしない、まじめなまじめな旦那が、
「憧れの車が安くなるから、買ってもいいか」
と言いだした。
金額300万円。本来その5倍はする高級車らしい。
それぐらいの貯金はあったけれど、一応マンション買うつもりで貯めてた。
でも、お金かかるようなことはせず、趣味も車いじりだけの旦那だし、今乗っているのは軽自動車だし、これから子どもも生まれるなら、いつかは買いかえないといけないし、
「一生乗るから」
という彼の熱意にほだされて、買うのを了承しかけた。
でもその車をググって、レーシングカーっぽい外見に、燃費が悪いこと、日本で乗る車じゃないし、これに乗るのは恥ずかしいし家族用の車ではないし、何より維持費が年間だけでも旦那の年収近くかかるということを知り、断固反対した。
そうしたら、義実家が私を「鬼嫁」として扱いだした。
一番悪いのは、鳩のようにすべて話した旦那。
トメさんは良トメさんだったから、
「子どもが昔から憧れて、模型(プラモ?)まで集めていた車なのに」
と、息子を踏みにじられたような気持ちだけで動いてたのかもしれない。
毎日手紙や電話で懇願としか言いようのない、「買ってあげて」コールしだした。
「維持費が足りないなら、私の年金半分だす」(それでも全然足りない)とか、色々あり、結局耐えきれず私が実家に帰り、その間に旦那は買うことを勝手に決めていたので、離婚した。
その後…