どこでもドアが欲しかった

近所の屑一家の爺とその子が変死。その理由が…

time 2016/11/30

近所の屑一家の爺とその子が変死。その理由が…

昔、俺の地元にタチの悪い一家が居たんだ。
家族構成は爺さん、婆さん、息子夫婦、孫3人だったかな。(記憶が曖昧です)
婆さんは勝手に近所の家に入って空き巣まがい、息子は893崩れかチンピラかその辺り。
奥さんは類友、孫は暴走族やロクな仕事してない連中だった。

俺が知ってるのは、小さい頃にあの一家には近づくなって話と、その一家が当時やってた悪さや昔の悪さを噂で親や近所の人に聞かされてた。
今なら直ぐに捕まるんだろうけど、窃盗、傷害、強請、集り、女性に無理矢理なんかしてたようで、田舎の人間は被害者は恥になるから言わないのを良いことにやりたい放題だったんだ。

でも、知恵はあったようで有力者や力のある人の親族には絶対に手を出さなかったみたい。
 
俺が知ってる範囲だと、奴らの車のそばで遊んでた小学生に車を傷つけたろうと言いがかりを付けて50万取ったとか、そう言った強請に屈しない人の家に火を付けたとか。(証拠なし)
息子3人はどこそこの女の子襲っただ喧嘩で相手を殺しかけたとかの話は聞いた。
爺さんだけはまともというか、良い人では無いが悪さをしない人だったんだ。

そのまともな爺さんがある日から突然悪さをしだして、子供心に狂ったんじゃないのかと思ってた。
田舎の人間は噂好きなんで、好奇心もあって近所の婆さん達が話してる会話を盗み聞きしたら、昔は相当な悪で息子なんか問題にならないぐらいの事をしてたらしい。
その会話の中で
「○○さんが亡くなって悪い血が騒ぎ出したんじゃないのか」
とか言う話があった。


でも、当時小学生の俺には血が騒ぐの意味が理解できなかったんだ。
それで家の婆ちゃんに悪い血が騒ぐって何の事だと聞いたら、理由を聞かれてその爺さんの話になった。
爺さんはGにするね。

 

 
Aさんは武家の家系で文武両道の立派な人で戦争での生き残り。
Aさんの婚約者の家がAさんには相応しくないと婚約を取り下げて破談を申し込んだら、しばらくして婚約者の女性が自殺未遂をした。婆ちゃんはおそらく俺が好奇心旺盛でここでGの事を隠したら自分から近づいていくとでも思ったんだろうと思う。
少し考えた後、教訓の様に話してくれた。

推測して補完した部分も含むんで了承して下さい。

昔、Gがまだ30代だった頃は近所の婆さんが話してた通りの悪党で893者、警察にも目を付けられてたらしい。
その中の悪さである女性を無理矢理した。
その人は婚約中で、昔は無理矢理にあったりしたら破談が普通の事で、ヘタをすると無理矢理した人間の嫁にならなきゃ
ならないことも有った時代。(Gはすでに結婚してた)
そしてその婚約者だった男性が○○さん、ここではAさんにする。

Aさんは武家の家系で文武両道の立派な人で戦争での生き残り。
Aさんの婚約者の家がAさんには相応しくないと婚約を取り下げて破談を申し込んだら、しばらくして婚約者の女性が自殺未遂をした。

原因はGが婚約破談を聞いて、妾になれとか何とか婚約者の家に押しかけたらしい。

 
自殺未遂にGがまたもや関与してた事でAさんが鬼神の如くブチ切れ。
893の事務所に日本刀携えて乗り込んだらしい。
そりゃ田舎の893と言っても日本刀抱えた人間が乗り込んでくるんだから、かなり騒然となった。
この後の事の噂は諸説あるんだけど現実的な物を書いてみる。
 
血の気の多い若い奴が何人か殴りかかったらしいが、簡単に打ちのめされた。
刃物を持って向かっていった奴は刀の鞘で
あしらわれ、十数人居た組員がどうにも出来なかったらしい。
こりゃどうにもならないと思った組員がライフル持ちだしてAさんはさんに向けるもAさんは全く怯まず、静かに
「組長さんとお話がしたい」
と言ったそうだ。

そして組長に直接Gの悪行をぶちまけてGを引き渡す様に交渉し組長のOKを貰ったんだが、組長が893の面子なのかAさんが行き着く所まで行くのを危惧したのかは判らないが、
Gはこの場で破門にするので今後は一家とは全く関係が無いが一度は身内になった人間だから、この件で命までは取らないでくれ」
と条件を出しらしい。

Aさん、ちょっと考えて「承った」と言うと同時に刀をカチンと鳴らしたそうだ。
 
そして他の893に両脇抱えられて来たGに組長が破門を言い渡した直後に…

 

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