どこでもドアが欲しかった

数年ぶりに再会した元カノ「実は妊娠してるの」俺「そうか、幸せなんだな」元カノ「この子あなたの子供よ」→結果…

time 2016/12/01

数年ぶりに再会した元カノ「実は妊娠してるの」俺「そうか、幸せなんだな」元カノ「この子あなたの子供よ」→結果…

A子は俺を見ると嬉しそうに笑い、A子親はいきなり俺をぶん殴った。 
まあ何とか話を聞いてもらうことに成功、 
最初は「このくそ野郎!無責任!」と罵られ、A子が必死に俺をかばい 
「やめてーこの子のお父さんなのよー」とか言うし、本当に大変だった。 
何を言っても信じてもらえず、 
A子は泣き、A子母は泣きながらA子をかばい、A子父は鬼の形相で睨んできて、 
ちょっと刺激したらぶん殴られること間違いなし。 
俺本気でビビッてたw 
A子父も怖いんだけど、それ以上にA子が怖い。 
怖いなんて簡単な言葉で表現出来ない位A子が怖かった。 

で、オドオドしつつも「何で俺がこんな目に…」とがっかりする俺、 
お腹をさすりながらシクシクなくA子って感じで 
悪い事に俺の親もA子の言ってる事が正しいと思い始めてしまったようだ。 
「本当にあんたの子じゃないんか!」とか泣きながら言い出し、 
「この子が、お腹に赤ちゃん居る子が、子供の前でウソついてるんか!」と俺を責め始めた。 
何時間も責められ、見た目は俺が悪いとしか見えないだろうと 
頭真っ白になってボケーっとしてきた。 
だっていくら俺が「もう何年も会ってない」って言ったって 
A子がものすっごく具体的な「俺と会ってた記憶」を語るんだもん。 
証拠品とか言って映画の半券とか出してくるし。

A子父が痺れを切らして 
「こいつと結婚するなら家にはもう入れない!」とか怒り出して 
それでもA子が「子供の事を考えたらそれでもしょうがない。 
私はA男君と結婚します」って言い切った。 
大泣きしながら「勝手にしろ!」とA子父が退場した所で、 
俺の親が「大変申し訳ない」と土下座して終了。 

会社で上司に相談したら、生まれる前にもDNA鑑定をする事が出来ると教えてもらう。 
お腹に針を刺して羊水をとって、それで鑑定するんだとか何とか。 
早速A子父に電話して、そのことを持ちかけ、 
「自分の言ってる事信じてもらう為にはこれしかないんです!」と説得。 
しばらくした後、A子父に呼ばれて、俺は親と一緒にA子宅へ。 
泣き叫ぶA子、それをドア越しに説得する俺ら。 
「お腹に針を刺すなんて可哀想で出来ない!」と泣くA子に 
「赤ちゃんには刺さないんだよ」と言うも拒否された。 
実際に調べたら、あんまりそれをしてくれる医者も居ないみたいで大変だったけど、 
結婚してないし、それこそ何年も会っていないのだ、と医師を説得してしてもらえる事に。 
(よく分からないが、原則出産前親子鑑定はしないらしい)

だけども肝心のA子が同意しない。 
でも俺は絶対にA子と結婚して子供を育てる気は無い。 
しかしそのDNA鑑定と言う後ろ盾を手に入れて、完全に形勢逆転した。 

堂々とそれを要求する俺、絶対にいやだとごねるA子。 
やっと皆俺を信じてくれて、A子父も 
「A子の子供の父親は誰なのか」と俺に聞いてくる始末。 
「何年も会ってないのに分かりませんよ」と冷たくあしらった。 

A子はA子でしつこく俺を責めてきて 
「自分の子供の命をそんなに粗末に扱うなんて!」とか 
「あなたは最低の父親ね!」とか言ってきてた。 
心労が祟ったのか、A子は月足らずで女の子を出産。 
そのちょっと後、A子母がDNA鑑定に必要な物を採取、俺にもそれを要求してきた。 
はい、当たり前ですが99%の確立で親子ではないとの事でしたよ。 

その後、A子が子供を抱いて家に来襲、 
でもその時点でその子供は自分の子ではないと証明されてたから追い返された。

そのDNA鑑定に必要な物って言うのは口の中の頬の内側を 
スプーンみたいなのでコリコリと削って、それを送るんだけど 
A子は「一体誰のを送ったのよ!」と火病。 

更にA子家族の前で再接種、A子親がその場で封をしてもう一度送り、 
その返事が帰って来た時、また集合、 
みんなの前で封を開け、改めて俺の子供じゃないと証明。 
「もういいわよ!わかったわよ!皆最低だな! 
こんなかわいい赤ちゃんの前でそんな事ばっかり言って! 
お前らが死ねよ!」 
父親に「ったく口うるさい!あんたは金だけ出しといてよね!」と。 
そのままA子は子供抱いて二階の自分の部屋に篭り、 
その中から口汚く罵ってくるA子、呆然とするA子親を放置して帰った。 
やっと開放されたと、本当に幸せな日々を過ごしていたが、 
A子父から電話。 
「A子とA子娘が居ない!」 
何となく「赤ちゃんポストには今年も沢山赤ちゃんが捨てられてたみたいですよ」 
と言ったら、A子父号泣。 
実際には数日後に友人宅で子供だけ保護されたらしい。 
A子が子供連れてその人の家に遊びに行き、 
「ちょっと出てくる」と言ったまま帰ってこなかったそうだ。 

A子は未だに行方が分かってない。

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