どこでもドアが欲しかった

病気で寝込んでる彼のお見舞いへ。押入れの隙間を見ると中から髪の長い女が…

time 2016/12/03

病気で寝込んでる彼のお見舞いへ。押入れの隙間を見ると中から髪の長い女が…

私は怪談話・ホラー映画系が大嫌い。彼はそんな私を怖がらせるのが大好きな大学生カポーです。

彼は幽霊とかをまったく怖がらない・信じないため2LDKで家賃4万のでるといわくつきアパートに住んでます。(彼の隣の部屋で家族が心中したらしい)
そんな彼の家に1人で行くのは怖くて無理なので、遊びに行くときは共通の友達A子と行き、よく3人で遊んでました。

ある日、彼が病気で1週間近く寝込んだのでお見舞いに行くことにしました。しかし1人で行くのは怖いのでA子と行こうと思いA子にメールをすると「用事があるから今日は無理。明日一緒に行こう」という返答。
でも彼が心配だったので頑張って1人で行くことにしました。
彼へのお見舞い、生活必需品、食料、わざわざ神社にいってお守りまで買いガクブルの状態で夕方にやっと彼の家のピンポンを押しました。
ピンポーン…
ピンポーン…
ピンポーン…

でてくる気配がない…

死んでる(゚Д゚)!?と思い電話をかけると


彼はワンコールででました。
彼「はい!寝てた!」
私「よかった!生きてた!今家の前にいるからあけてほしいな」
彼「……え?!」

すると部屋の中がやたら騒がしくなって2分位してドアが開きました。

私「なにしてたの?開けるのおそい!」
彼「いや…急に来るから準備が…てか1人でくるなんて初めてじゃん!なんで?」
私「心配だったから頑張った!病み上がりだしとりあえず中に入ろう」
と部屋の中にあがりました。
3人で遊ぶときと違って不気味にしーんとしていて帰りたくなりました。

彼「来てくれたのは嬉しいけど、本気ででるから帰ったほうがいい」

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