「面白かっただろーがよ!嬢子らと笑っとったんちゃうんけ!
簡単に騙されて田舎の女ってちょろいわとか言っとったんじゃろ!
メールにもあるじゃろが、私子が勝手に居座っとるって、
私子のこと殺したいって書いとるげ!!殺せばええやんけ!」
「浮気じゃないって言っとるやん!ただの友達やし!エッチしてへんし!」
出ました明言。ここで私子脱力。
もう無理だ。馬鹿は死ななきゃわからない。そうだ殺せばいいんだ!
私子包丁持ち出し詰め寄る。彼男何か言いながら近づいてくる。
私子返り討ちにされると感じ、包丁投げ捨て大暴れ。
しかし私子が過呼吸にて倒れあっけなく終了。
それからバイトを辞めて帰るまで、何度か殺すチャンスを伺うも、刃物類は全て隠された。
なんだか殺すのがバカバカしくなって、諦めた。
私子は母に事情を話し、帰ることを告げた。母は大爆笑、そして帰ってきた私子を見た兄も、
「わ、私子…!真っ白…!」
とのたうちまわって大爆笑。色黒だった私子、同棲中はずっと部屋にこもってて美白になっていた。
そして地元に帰る1ヵ月前からほとんどご飯を食べていなかったため、
ぽっちゃりだった体型は最大12kg減り、後に5kg戻って標準になり、
彼男の元へ行く直前まで働いていた工場にも戻った。
何度か彼男から復縁希望のメールや電話がきたけど無視。
でも書いてあることが面白くて、拒否はしなかった。
最後に1回だけ電話に出てやり、ありったけの思いを込めてたった一言
「死ね」
とだけ言って切った。以来連絡はこず、平和な日常に戻った。
正直この経験がトラウマになって男性が怖い。
しばらくは独り身で家族と楽しく過ごそうと思う。