どこでもドアが欲しかった

彼氏の携帯に以前はなかったロック画面。怪しいと思ったら…

time 2016/12/04

彼氏の携帯に以前はなかったロック画面。怪しいと思ったら…

「面白かっただろーがよ!嬢子らと笑っとったんちゃうんけ! 
簡単に騙されて田舎の女ってちょろいわとか言っとったんじゃろ! 
メールにもあるじゃろが、私子が勝手に居座っとるって、 
私子のこと殺したいって書いとるげ!!殺せばええやんけ!」

「浮気じゃないって言っとるやん!ただの友達やし!エッチしてへんし!」

出ました明言。ここで私子脱力。 
もう無理だ。馬鹿は死ななきゃわからない。そうだ殺せばいいんだ! 
私子包丁持ち出し詰め寄る。彼男何か言いながら近づいてくる。 
私子返り討ちにされると感じ、包丁投げ捨て大暴れ。 
しかし私子が過呼吸にて倒れあっけなく終了。 
それからバイトを辞めて帰るまで、何度か殺すチャンスを伺うも、刃物類は全て隠された。 
なんだか殺すのがバカバカしくなって、諦めた。 
私子は母に事情を話し、帰ることを告げた。母は大爆笑、そして帰ってきた私子を見た兄も、

「わ、私子…!真っ白…!」 
とのたうちまわって大爆笑。色黒だった私子、同棲中はずっと部屋にこもってて美白になっていた。 
そして地元に帰る1ヵ月前からほとんどご飯を食べていなかったため、 
ぽっちゃりだった体型は最大12kg減り、後に5kg戻って標準になり、 
彼男の元へ行く直前まで働いていた工場にも戻った。 
何度か彼男から復縁希望のメールや電話がきたけど無視。 
でも書いてあることが面白くて、拒否はしなかった。 
最後に1回だけ電話に出てやり、ありったけの思いを込めてたった一言

「死ね」

とだけ言って切った。以来連絡はこず、平和な日常に戻った。 
正直この経験がトラウマになって男性が怖い。 
しばらくは独り身で家族と楽しく過ごそうと思う。

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