俺「え?」
間男「証拠と仰いますが、ひょっとしてメールの事を言ってますか?」
俺「ああ」
間男「メールはあれは冗談ですよ。僕は色々な女性に似たようなメール送りますから、ジョークのつもりで。だから奥様とは僕は何の関係も持ってませんよ」
俺「は?昨日ホテル言っただろ!」
間男「言ってませんよ。何言ってんですかw」
狐に騙されるというか、一瞬今何を話していたのかも分からなくなるくらい混乱した。こいつは何を言ってるんだと。
嫁は相変わらず俯いて指のささくれを弄ってるだけ。
俺「ふざけんなよ、お前らホテルの前で俺に見つかっただろ!」
間男「ん~、覚えてません。どうだったか・・・・」
俺「秀美、お前ら、何企んでる?昨日こいつと会ってたよな?」
嫁「覚えてない・・・」
昨夜俺がメール見たと言った後に二人でなんか相談したんだろうが、余りにもぶっ飛び過ぎて言葉に詰まった。
間男「昨日のホテルとか言ってますけど、僕達に会ったという証拠あるんですか?」
俺「証拠もなにも、実際話しただろ!」
間男「旦那さんが嘘言ってるかもしれませんよね?誰も証人いないんでしょ?でも当の本人である僕達二人が会ってないと言うんですから、普通僕達の方を信用するでしょ、他の人は」
俺が呆気に取られてると嫁が言った。