コトメは長年付き合った彼と別れ、腹癒せのような自暴自棄のような状態で
いけないサイトにドップリはまっていたらしく、
一時的に不特定多数と行為を繰り返していたらしいのです。
一応は避妊をしていたようですが…。
このコトメの打ち明け事は夫にも姑にも舅にも黙っていて欲しいと言われました。
堕胎を考えていたけれど、姑に使用済みの妊娠検査薬を見付けられ、
暴走した姑がみんなに妊娠報告、
相手不在のまま結納に挙式に披露宴と次々決めていこうとしたそうです。
正直に話せる内容でもないしととても悩んでいるようでした。
私自身もコトメと同時期に妊娠が判明、安定期を迎えてから報告をと考えていましたし、
コトメの手前言い出しづらい状況だと思っていたのですが
我が子の成長に浮かれた夫がつい口を滑らして話してしまったそうです。
この報告で更に浮かれる姑は「二人共同じ産院で産みなさいよ~」
と勝手に出産仮予約を夫実家の近所で取り、
「コトメと嫁の子供は双子みたいなものよね~私双子育ててみたかったのよ~」
と双子用ベビーカーや育児グッズを揃え、
フィーバーフィーバーフィーバーの姑。
お互い気まずくて仕方ない私とコトメ…(コトメから謝罪を受けました)
堕胎の機会を逃しそうになっていくコトメ、ついに姑達に全てを打ち明けました。
灰のようになる姑、苦々しい空気を出す舅、ただ呆れる夫…そんな中コトメは堕胎をしました。
全て自業自得なのは解っているがやはり精神的に辛いので勝手だけどしばらく会う事が出来ない。
おめでたい事にケチをつけるような真似をして本当に申し訳ない」
といった謝罪を受け、疎遠になりました。
逃げるように実家を離れたコトメを不憫に思ったからか、姑から堕胎を命令されました。
私のお腹の子供も父親が誰だかわからない、息子の子供とは信じられない。
コトメが立ち直った後に夫の実家に同居し、一歩も外に出ない状況で
子供を作れば認めてやる、それ以外は認めないから今の子供は堕ろせと言われました。
つまりは姑の下で軟禁生活を送り妊娠しない限り
息子である夫との間の子供とは断定出来ない、認めないという事です。
この言葉を言われた時は姑から家に来るように言われ、私一人で行った時です。
余りの言い分に理解できずにいましたが、
何日間も様子のおかしい私に夫が気が付き、打ち明けました。
夫も信じられない様子でしたが、その日のうちに実家へ戻りました。
姑は夫に対しても似たような言葉を投げつけたようで、
疲弊しきって戻った夫から改めて謝罪を受け、実家と付き合いを断つと言われました。
相手が納得していなければ断ち切る事は出来ません。
夫の不在時を見計らっての訪問や私の職場への訪問、
待ち伏せなどを繰り返し、私は追い詰められていきました。
夫の再三の注意も効果がなく、警察に相談するも無駄足でした。
その後、体調も思わしくなくなり、やむなく休職をする事に。
実家へ戻る事は難しく、また夫の職業上転居は出来ませんでした。
(今思えば私一人単身向けのアパートにでも非難すれば良かったのですが思いつきませんでした)
姑の訪問の頻度は増え、居留守などで回避はしていましたが毎回毎回手紙などを置いていったり、玄関前で怒鳴り散らしたり、至る所から電話をかけてきては堕胎を迫りました。
このままでは子供をコロされかねないと考え、
まともな精神状態でなくなった私は一人で夫の実家へ向かいました。
夫の実家には誰もおらず、夫の鍵を使って家に入りました。
家中を探し回り、再生機器を見つけては音量を最大にして
用意していった姑の暴言と私の制止する声が入ったCDやDVDを流しました。
リビングのテーブルやドアなどにマジックで「私は産む、夫と私の子供は殺させない」と書きました。
玄関のドアにも。
記憶が定かではないのですが家具を壊したりもしてしまいました。
行きも帰りも泣きながら歩く様子は異様だったらしく、
夫の実家の近所の方々に何度も声をかけられたようです。
(このあたりの記憶は曖昧で、後日夫に入った地元の友人などからの連絡で知りました)