整形は高校の頃親に言った事があった。
そのとき親父に
「見てくれをいくら変えてもお前の心は今のままだ。顔を変える前にやらなきゃ
ならないことがあるんじゃないか。それをしないうちは許さん。」
っていわれた。
そこで休みがちだった学校も行くようにして部活にも入った。
少しは強い心を持てるかと期待していたが部活の先輩が鬼のように怖かった
ので怒られないように毎日練習にでた。
いつの間にか顔のことよりいかに先輩に怒られないようにするかを考える
ようになっていた。
でも大学に入って自分の名前を呼ばれるたびにクスクス笑われるようになってから
再びよみがえってきた。
そのことを友人に相談したら
「お前全部顔のせいにしているだけじゃねーか。顔を変えたらこんどは何のせいに
して生きるんだ?それこそもう死ぬしかなくなるんじゃねーの」
といわれた。
親父の言った事と似てる上に顔を変えた後何の逃げ場もなくなる事が怖く
なって整形はしないことにした。
実家は自営業。俺は親の会社で働いている。
そこから少し離れて所にアパートを借りて住んでる。
今日も手紙を書いた。
好きなものとかなるべく楽しいことを中心に書いてみてるけど
文章で相手を喜ばせることってやったことがないから難しい。