「ああ、義母さん。さっきは急に電話切れてしまってごめんなさい」
「あんた、さっき私に何を言った!?」
「え?何をって言われても、すぐ切れたし…どうしたんです?」
「まーーとぼけて!!
あんたさっき私に〈クソババァてめぇが掃除しやがれ!〉って言ったでしょ!!」
「へ??????言ってないですよ!(本当に言ってないしな…)」
言った言わないになって、最後
「トメさん…そこまで私が嫌いですか…
コトメさんに子供が出来て良かった…
そちらの孫はきっと可愛いでしょう…
家の子は可愛くないんですもんね…シクシクシクシクシク」と泣き真似。
「バッ、バカ言ってないで家に来て掃除手伝いなさい!
コトメちゃんが流産してもいいって言うの!?」
「えっ!トメさんまさか私にさせようとした事を
実子であるコトメさんにまで!?
リンゴの入った段ボールを意味もなく
移動させようとしたり、真冬に鍵閉めて締め出したり、
薄着で玄関の掃除させようとしたり、
お醤油2本、みりん2本、米30キロ
買ってこいとか言ってるんですか!?」
「ちょ!何言って…」
ここでウトとコトメの声
「お前何を!」「お母さんどういう事!?」
やっぱハンズフリーだべさ。
「私を流産させられなかったからって、コトメさんまで!!」
ギャーヒーギャーヒー聞こえてきて電話切れた。
本当はこれ来月の法事で言うつもり
だったんだけどな、親戚の前で。
何万回イメトレしたか…w
ちなみに義実家まで車で1時間半だ。