従兄弟の話。
近所でも怖くて有名らしい
その姑は、親戚中でも有名だった。
それに引き換え従兄弟は西村知美似で
喋り方は菊池桃子というおっとり系。
「あれじゃ勝ち目ないよね・・・」と思っていた。
ある日従兄弟の家に行って喋っていたとき、
突然姑来訪。
家に入ってきたとたん庭の草が伸びてるだの、
玄関前に落ち葉が落ちてるだの
カーテンのまとめ方がだらしないだの、
ソファーに置いてるクッションの色が
おかしくて恥ずかしいだの
果ては「花瓶に入ってる花が派手」だの、
とにかく細かいことの文句を言い始めた。
(なんじゃそりゃ?)と思っていたのだが、
従兄弟はもう焦ってひたすら謝っていた。