当時の自分の神経がわからん話。
高校生の頃、昼は弁当だった。
ある日持たされた弁当が、父と間違えたものらしく父宛てのメモが入っていた。
内容は「いつもご苦労様」みたいな普通の内容だったのだが
最後に「今夜家で食べる??」と書いてあった。
俺はそれを「母から父への夜のお誘いだ」と思い、嫌悪感で一杯になった。
今思えば「今夜家で食べる?」は、夕飯は家で食うのかという質問に過ぎなかったのだと思えるが、高校生で頭が半分下ネタで埋まっていた俺にはそうとしか思えなかった。
俺はその日弁当を食わず、購買でパンを買い、手つかずの弁当を持って帰り、これ見よがしに流しに置いておいた。
仕事から帰った母が
「食べなかったの?具合悪いの?」と聞いてきた。
「ウルセー!そんなきたねえ弁当食えるかよ!」と怒鳴り返し、壁を蹴ると母は固まっていた。
「親父の弁当と間違えてたぞ!」と言うと母はオドオドしていた。
そのオドオドさに、
「やはり夜の誘いだったんだ」と確信した。
9時か10時になって帰宅した父と、母は話し込んでいた。
俺はわざと階段を行ったり来たりし、廊下をドスドス歩いて、両親がおっぱじめられないようにした。
同様の嫌がらせを約1年ほど続けた。
しかし…