どこでもドアが欲しかった

家のリフォームのため引っ越したアパートの隣人と親しくなった。するとなぜかママ友のAが隣人を敵視するようになり…

time 2016/11/24

家のリフォームのため引っ越したアパートの隣人と親しくなった。するとなぜかママ友のAが隣人を敵視するようになり…

旦那の単身赴任が決まったので、その間に築40年近い我が家を建て直してしまおうと計画した。 
12月になる前に、私と娘は近所で部屋を借りた。 
お隣さんは30代の独身女性だった、色白の美人さんだった。 

引っ越してすぐに私は風邪を引いてしまって、買い物帰りにアパートの階段前で座り込んで吐いてしまった。 
通りがかったお隣さんが助けてくれて、病院に連れて行ってくれたり、食事を作って届けてくれたり、代理で娘のお迎えまでしてくれた。

その話をママ友達にした時、今時親切な人もいるもんだねとほのぼのしていたのに、ママ友Aだけが不機嫌になった。
それから、顔を合わせる度にお隣さんの悪口を吹き込まれた。
内容は、「その歳で独身なんて訳ありなんじゃない」
「平日昼間に家にいるなんて、夜の店で働いてるんじゃないの」
「親切な振りして何か企んでるに決まってる」
「娘さん危ないんじゃない」とか、聞いていてこっちも気分が悪くなることばかりだった。

クリスマスが近くなった頃、お隣さんがポーチの門に、金属のワイヤーみないなのとガラスでできてる小さなリースを飾った。
娘は綺麗ねーと喜んだが、ここを読んでいた私は泥されるんじゃないかとちょっと心配した。

案の定泥事件になった。犯人はA。しかも流血。
リースを結んでる紐をハサミで切って引っ張った時に、補強のためにテグスもついてたのに気付かないで思いっきり引っ張っちゃって、細いワイヤーとガラスの角が手に食い込んで大出血したらしい。
その頃お隣さんはしばらく不在、お隣さん宅は一番奥の部屋だったため、門の異変に近眼の私は気付かず、娘も赤黒い汚れが血だとわからなかったので騒がず、何も知らないでいた。

Aは「包丁で切った」と家族に説明していたが、ケガを理由に家事やA子のお迎えをサボるようになり、A旦那と大喧嘩。
ケガも両手なのでA旦那に怪しまれ、Aは「B(=お隣さん)にやられた、話しかけたらいきなり切られた、あいつは既知外だから警察に行ったら危ないからほっとこう」と訴え、A旦那が勇敢にもお隣さんに凸。
しかし不在なのでうちに凸。

話を聞いた私は、お隣さんは不在なのでAにケガさせるはずがないと説明し、A旦那はポカーン。
お隣さんの門前に、Aが証言したとおり血があると言われて見に行った後、それがリースのせいみたいだとわかると、察したA旦那がAに確認するから秘密にしてとお願いして来た。
私もぱにくってたので、はいと返事をしてしまった。

その次の日に…

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